今回の記事のテーマは、2021年2月に上場予定をしている国内銘柄の中から、1社をピックアップして紹介するというもの。今月上場するのは7社ありまして、すでにQDレーザが取引スタートしています。
ちなみにこの会社が、2021年最初のIPOという事でご祝儀的な評価もあるようですが、実際それがどれほどかは、あまり理解できてませんw
話を戻して、2月注目のIPO銘柄紹介。楽しみなのはWACUL(4173)ワカルですね。どうして注目しているのかも含め、簡単に解説していきます。
WACULとは
事業内容は、デジタルマーケティングのPDCAプラットフォームの提供、DXコンサルティングの提供、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを促進など。これだけだと難しいですよね。
この会社はAIを活用したサービスを提供しています。例えば「AIアナリスト」というサービスを利用することで、サイト運営での課題などを発見してくれるものとなります。
このサービスで個人的に好きな点は、お手軽さですね。サイトを運営していれば多くの方が利用する解析ツール、グーグルアナリスト。このデータと紐づけするだけで、ユーザーに分かりやすい様に分析、改善ポイントの提案などを行ってくれます。
AIなので当然自動で行ってくれるのも強みです。ここから派生して「AIアナリストSEO」や「AIアナリストAD」というサービスも。自動で効果的なキーワード選定などが行われるので、思うように伸びないという悩みは解消されるでしょう。
会社の強みと注目理由
この会社の強みはデータの収集にあるでしょう。毎年右肩上がりに顧客を増やしている同社のサービスですが、その分多くのデータを蓄積しています。今ではビッグデータと呼ばれますが、蓄積されることで今後サービスの展開に活かされることは確実。
また、データが多いという事は、より効果的な提案をAIが行ってくれることにもつながります。コンサルティング事業なども行っているので、情報が多いという事は他社との差を作り出すには重要なファクター。
プロダクト開発にも力を入れており、ここで膨大な数のデータが活かされることは確実なので利用者が増えれば増えるほど、この会社のパワーは上がっていくと思っていいでしょう。
それから注目理由ですが、やはりビッグデータを活かしたサービスの提供は株価が伸びやすいと思います。主幹事はみずほ証券ですが、幹事にSMBC日興証券や大和証券、またIT系と言えばのSBI証券も名を連ねている。
またホームページで確認すると、非常に優秀な方々が携わっているのが分かります。各役割ごとにしっかり実績をこれまで積み重ねてきた方がジョインされている印象で、これも株価の上昇に影響は多少あるかと思います。
東証マザーズの小型案件という事で、初値は上がりやすいという事ですが、その後も上昇が期待できるのではないかと思います。