5月9日のアメリカ相場の振り返りと、10日に向けた考えを書いていきます。まずは振り返りですが、3指数は当然のようにそろって下落。ダウは約2%の下げ、ナスダックに関しては-4.29%と毎日のように安くなっています。勢い止まりませんね。
セクター別に見てもボロボロですが、一般消費財はマシなレベルです。一方でエネルギーセクターはかなり強い売りでした。原油価格が一気の下げで、中国ロックダウンの影響を受けているものだと思われます。
今の現状を言えば、どのセクターも下げているので株は下、金利も下げ、コモディティ関連も下落と、買いにとっては救いのない相場になっています。ここで買える資金があれば報われる可能性はありますが、時期は難しい。
1つ可能性があるとすれば、水曜日のCPIの発表ですね。市場はかなりネガティブになっているので、少しでもいい材料が出れば短期的にでも上昇してくれそうですが。また、FRB関係者のコメントでは、75bpは必要としていないと。それでも下げてますけどね。
10日のアメリカ市場に向けての考えですが。特別何かするような状況ではないですね。セルインメイをそのまま表しているところで、今何かしてもダメージ受けるだけかなと。ロックダウンも、早く解除してほしいですね。
ポジティブなニュースと、ネガティブなニュースでは、後者の方が目立っているので改善されない限りは相場弱いはず。注目は先ほど書いたCPIの発表。これまでは下げでしょうかね、これだけ下げてもショートカバーすらないですし。
慌てず騒がず、ゆっくり見ていきましょう。一気に売り買いではなく、ちょっとずつ行動するのが、正解の相場かもしれません。