9月18日に行われました、アジアチャンピオンズリーグ準々決勝の鹿島アントラーズ対広州恒大は1対1のドロー決着も、浦和戦と同じくアウェイゴールで広州が勝利となりました。この結果、準決勝は浦和レッズとの対決になります。
ドロー決着が目立ちますが、実力に大きな差がない、もしくは決めきれないことが多いという傾向が見られますね。つまり、この2チームの対決は決定力の勝負になると予想されます。下手なミスは命取り、優勝まで残り2戦となる大会の終盤戦。
間違いなく目の離せない試合となるでしょうが、はたしてどちらが決勝戦へと進むのか。今回は少し試合の予想をしてみようかなと思います。
鹿島の攻撃を防いだ広州
まずは少し振り返りをしてみましょう。鹿島は前半、攻撃をしていた中でパスをカットされピンチを作った結果、コーナーキックを与えて1発ゴール。見事なシュート、流れでしたが防げた攻撃でもあったような気がします。
全体的に優勢に見えたのは鹿島でしたが、1回の攻撃で与えるインパクトは広州に分があったかなというのが、この試合の印象ですね。少ないチャンスで決めきった、広州の決定力には浦和レッズは意識することになるでしょう。
また、後半1点を取り返されたとはいえ、昨年王者の猛攻から2失点しなかったことは評価できます。鹿島にもミスはありましたが、チャンスシーンもあり悪くない試合でした。その中での1失点だったので、それ以上の攻撃を浦和はしなければならないでしょう。
最後は非常に疲れも見えましたが、時間の使い方なども含め、先制できれば広州はかなりチャンスとなりそうです。
浦和がすべきこと・してはいけないこと
予想ですが、浦和レッズが基本的に攻める回数が多いか、同じような回数で攻守の切り替えが早い試合になると思います。上海との対戦時も、基本は浦和が攻めることが多かったのでそう考えています。
ただし、鹿島との対戦でもそうですが中途半端なパスや攻撃では一気に返されることになります。特に浦和レッズはこの大会だけではなく、国内戦でも勝ちきれないことが続いており、守備の意識は強く持ちたいところ。
広州は少ないチャンスでも活かせるチームだと思うので、少なくても自分たちのミスで攻められることは避ける必要があります。あとは浦和の決めきる力、これを高められれば、現時点では勝てるのではないかと思います。
点数は取れているので、ミスを減らすこととゴール前の守備。これの強化がどれだけでき、実践で発揮できるかが準決勝、または決勝でのカギとなるでしょう。怖いのは広州の一気の攻めですね。
浦和レッズ対広州恒大の試合予想
意味があるかはさておき、結果の予想もしておきます。点数としては2対1で浦和レッズが勝利しているかなと思います。一応セカンドレグを終えた段階の結果の予想ですが、1点差の攻防だと予想します。
ここまで来て大差というのは考えにくく、広州のサッカーを見ていると先制した時点で守りのサッカーを意識していたように感じます。ここまで来てリスクを考えない試合をするわけはないので、大差をつけるという事は考えにくい。
そして浦和レッズの攻撃力を考えると、1試合で2点までが現実的で2戦合計3点あれば上出来というところでしょう。1点差でもしっかり勝ちに行く試合をすると思うので、このような予想になりました。
広州は少ない人数でも点が決められるし、セットプレーはかなり強いなという印象を受けました。チャンスを与えないサッカーをし、決定力を高められれば、浦和レッズが決勝へ進めると信じております。日本代表のクラブとして、記録を残してもらいたいです!