11月10日のアメリカ株と日経を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは3.7%の上昇、ナスダックは7.35%の上昇となりました。いやぁ、凄い上げ方ですね、今年の上下幅が大きくて変に慣れそうですが。
特に下げてきたナスダックの上昇は凄い。金利も下げたので、昨年まで強かったハイテクを中心に急騰。下げに下げてきた半導体も強く、この流れは11日の日経にも見られていますね。エヌビディアが10%以上の上昇、凄い力強さです。
CPIの中身ですが、住宅関連以外は素晴らしい数字でしたね。インフレにピーク、鈍化が見られ予想も下回っての歓喜の市場。ドル円はかなり下げましたし、金利も下げた、そしてVIXの下げ方も凄い数字で9%以上の下げ。
ここまで楽観的になると少し心配にもなりますが、FRBがどういう動きをするか次第になるでしょう。雇用に関しては巨大企業のレイオフが報道多く、あまり良い状況が続くとは考えにくいですし、引き締めに関しては多少影響あるでしょう。
2022年も残り僅か、ようやく市場にいい材料が出てきたなという印象です。ただし、大きく上げた銘柄の多くが、今年弱かった企業に見えるので、全体的な上げというよりも下げの分を回収したい動きかなとも今の段階では思います。
10日の日経は警戒感もあって売りがありましたが、11日の動きはアメリカ同様悪くないです。が、個別を見ると一部の上げが影響大きく、下げている銘柄数も指数の上昇を考えると多いのが特徴。
やはり半導体が強いと指数かなり影響ありますよね。もちろん、ここから先にいい影響を与えてくれるなら嬉しいですが、買われるセクターが変わるだけや、反発狙いの買いだけで終わる場合は嫌ですね。
また、アメリカも似てましたが、ここまで強かった銘柄の売りも一部見られるので、ここから数日間でどう動くかは気になるところです。完全に流れが変わるのかどうか、ここに注意して銘柄選びしたいですね。