2022年9月がもう少しで終わろうとしています。9月と言えば、1年を通して株式投資が難しい時期というのが常識です。アメリカの平均的な株価変動でも、この月は弱い相場になることが多いです。
また、昨年のような上昇相場でも、転換期になることが多く油断するなと言われる時期です。2022年、今年は下げ相場が一層加速したと言えるでしょう。少し難しい話ですが、CPIというインフレ指数と呼ばれるものが発表され、市場の想定よりも悪かったことが一因です。
また、それに伴いアメリカのインフレ退治が本格的なままだという事実も分かり、株価の下げは加速しました。さて、株式投資初心者の方は下がれば買いだろうと思うと思います。それは事実で、下がっていれば勝率は上がるかもしれません。
恐怖指数と呼ばれるVIXがありますが、これが高い時に株を買えば、基本的には負けないとさえ言われます。が、投資する期間を設けておかなければ、短期的な痛みに狼狽する可能性が非常に高いです。また、勝率は上がりますが下げ続けて潰れる会社もあるので、そうなれば敗退です。
株の基本は、上昇している銘柄を買う事です。実は下がれば買いというのは、基本的に長期で見れば上昇している銘柄での話です。上場から下げ続けるような会社を買うのは、非常にリスクが高いです。
押し目買いという言葉がありますが、これを狙えればリターンが見込めますが、最初は判断が難しいもの。下げるたびに買うナンピン買いは、上手な投資家程推奨しませんし、僕も推奨できません。戦略的な押し目買いは推奨されますけどね。
2022年はここまで、アメリカ株も非常に難しい動きです。指数で言えば上昇している局面の方が少ない。下げトレンドは、昨年の11月から続いており、コロナショックからの上昇でバブルは終えたと言えるでしょう。
しかし今から投資をしようと思う人も多いはずで、そういう人たちは今ピンチになっています。聞いていた話と違うと、実感している人も多いはずで、事実先週今週は上昇している銘柄が非常に少ない。空売りしない人は、投資していればダメージばかりでしょう。
投資というのはタイミングが命であり、それは短期であるほど効力は高いです。ですが長期だからとダメージを許容していると、気が付けば売れなくなっており、損ばかり抱えることになりますから、絶対に損切のラインは設定しましょう。
それから、今投資を検討している人は、落ち着いて相場を見てください。一度投資しようと思う人の多くが、状況を理解しようとせず、まず行動と投資をします。しかし事実は上げている銘柄が本当い少ない環境、これを理解しましょう。
なので、個人的な推奨としては、今は相場を眺める、静観が1番だと思います。利益を取り逃す可能性にビビるよりも、投資して下げてしまう事にビビりましょうｗ
臆病すぎるのは問題ですが、臆病な人の方が長生きします。リスクの管理を常に頭に入れましょう。何度も書いてますが、本当に上昇している銘柄が今は少ないです。また、下げの出来高も大きく、売りが強いのも状況としては最悪に近い。
6月の安値も割ってきているので、下のラインも確認できていません。素直に流れに乗るのが定石、それを忘れず、安全圏にいるのならラッキーくらいで相場を見ましょう。今は過去の動きなどから勉強期間とする方が理想です。投資意欲を内に秘め、来る時に備えましょう！
