5月17日の日米株の動きを振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まずアメリカ株は50日移動平均線以上の銘柄数が6割。この短い間にかなり回復しましたね、4月末は3割程度でした。そこからの株価上昇は見事、ただし突破した銘柄も実は少ない。
戻しというところで、CPIの結果もあり安心した買戻しと見て良いかもしれません。重要イベントで言うと、もう来週水曜日のエヌビディア決算、これが一応FOMCの議事要旨もありますが、一番かなと。
ここだけはリーダーで別格という見方もあり、明らかに株価の値動きからも特別な企業。22年の下げも含めて指数を表している銘柄ですから、まずは大崩れだけはやめてほしいですね。ただ、基本的にハードルは高いので、短期的な下げなどは頭に入れておきたい。決算前のフル投資はお勧めできません、まぁ他の銘柄でも同様ですが。
日経に関してはエックスでもポストした通り、まだ時間が必要。アメリカ以上に飛ばしていたので、こればかりは仕方ないでしょう。日経225に関しては、これもエヌビディア決算の影響受けるので警戒、上手くいけばまた上を目指せるでしょう。
相場を見ると、CPIで少しインフレ懸念が冷め、同時に利下げの必要性も微妙なところでした。株価最高値圏での利下げを検討するアメリカ、一方で実質賃金マイナスでGDP、消費が弱まる中で利上げを考える日本、どちらも意外と大変そうな感じですよね。
まだまだ指標に一喜一憂とする相場でしょう。目先はエヌビディア決算、これでAI相場の延命が出来るか、そしてアメリカはインフレ、日本はドル円絡みですね、この辺りに注意してトレードしましょう。指数からみる売り買いの判断は、アメリカは来週から短期トレード復活アリでしょう、少しずつでいいので慌てる必要はないと思います。キッカケはやはりエヌビディア決算、こうなりそうです。
