コロナウイルスによる経済のダメージは大きい。これは事実ですし、実際に業種による差はありますが雇用に関しても悪いデータが報告されています。航空業界も他の企業のサポートとして仕事を割り振っているようですし、あまり良い状況ではないのが実態。
しかしその一方で、日経平均株価は上がりましたしマザーズも好調だった時期がありました。実体経済と株価があっていない、そんな声も多く聞かれましたが、これについては以前記事にしているので参考にしてほしいです。
今回のテーマは二番底ですね。これを待っている投資家、またはお金が貯まってきたので初めて投資を始めるという人。あまり大きな二番底は来ないだろうと予想されます。その理由も紹介しますね。
予想できることに対しては大きな変化はない
まさにこれが一番の理由で、多くの人が二番底を待っていれば、それはかなわないという現実が待っているのです。株価が大きく動くのは、いつの世も予想できないことに対してです。
例えば4月にコロナショックが起こりましたが、これは予想できない事態であったためです。昔で言えばコロナショック、リーマンショックなどですね。実はコロナショックは先ほどの2つのショック程下がりませんでした。
そんな状況の中で、はたして二番底が起こるのかどうか。冷静に考えてみればすぐにわかることで、二番底はないといえるでしょう。なぜなら皆が備えてしまっているからです。
また、失業率が上がりましたが、アメリカなどでも復帰されている方はかなり増えてきているといいます。マイナスになる出来事、さらには予期せぬというのが必要で、そうならない限りは二番底など来ないのです。
先を読んでお買い得な企業を探すべし
いつまでも来る可能性の低い二番底を待つよりも、少し先の事を予想し、お買い得な企業を探す方がよほど有意義な時間となるでしょう。個別の銘柄や業種で見れば、独自の値動きをするものもいくつか見つかるはずです。
景気が悪いという声がある一方で、例えば小売業なんかは売れ行きが非常に良かったですし、大手のイオンは株価を大きく上げていました。今ですらお買い得と言われるので、相当な評価の高さと言えるでしょう。
このように世間の動きを読み解ければ、二番底を無理に待つよりチャンスは大きくなります。何もせず待つというのは、実は相当なチャンスを、つまり機会損失をしているといえるでしょう。二番底を待っているだけでは、お金は増えないんです。