この記事では、4月11日のアメリカ相場の振り返りと、12日に向けた相場について考えていきたいと思います。まず振り返りですが、3指数は揃っての下落となりました。この日は1日弱い動きで、ダウは最初悪くなかったですが、終わってみれば-1.19%と下げました。
しかしナスダックはさらに弱いですよね。-2.18%という事で、ここ最近と同様に弱い動きを見せています。金利はポンポン上昇しており、株式市場にはマイナスの要素。インフレに強い銘柄たちもこの日は下げているので、全体的に弱い1日でした。
強いて良かったところを探せば、金融ですかね。逆イールドが心配されますが、金利上がれば買いたくなる気持ちは理解できます。銀行系は、他が下げている中では悪くない動きに見えました。ただし、強い動きには見えないのも怖いですが。
中国のロックダウンなどの影響で、エネルギー価格が下がったことで関連銘柄は全体的に下げ。ただ、個人的にはエネルギー関連の問題は解決できておらず、これらを織り込んだ後の動きは気になるので、売りはしてません。少なくてもインフレが落ち着くまでは。
GAFAMについては少しだけ。上げた銘柄はなく、やはりCPIを前に厳しい動きとなってます。エヌビディアやテスラも厳しい動き、特に半導体は弱いですよね、証券会社のレーティングも下げてますし、厳しい状況となっています。
4月12日のアメリカ相場についての考えを。ここまで書いている通り、まずはCPIの数字を気にしましょう。日本時間で21:30なので情報入れつつ相場と向き合いましょうと。また、今週もブレイナード氏が発言するので、そこも注目。
エネルギー関連も大忙しで、OPEC月次報告やEIA短期エネルギー見通しも発表。この辺りで、またWTIの動きに影響出るでしょう。インフレ問題見つつ、エネルギー自体にも注視すべき1日、やはり大忙しですね。
イベント盛りだくさんなので、本格的な動きがあるとすれば後半でしょう。とはいえ水曜日も発表などが控えているので、個人的には売りの方が強いかなとは思いますが。打診買いなどはありそうですから、大きなお金を動かすよりは、少しずつと言う方が良いように思いますね♪