この記事では、6月22日のアメリカ相場の振り返りと、23日に向けての考えを書いていきます。まずは振り返りですが、ダウは0.15%の下げ、ナスダックも0.15%の下げと珍しいほど同じような結果になりました。
日本市場オープン時の先物の値を考えると、かなり買いが入ったなという印象ですが、その理由はパウエル議長の発言でしょうね。市場参加者はかなり警戒していて、新しい情報がある可能性について売りが優勢。
しかしふたを開けてみると大したことなく、新たな材料も無いという事で安ど感から多少買いが優勢になりました。発言後にはプラ転も見られ、長期金利の下げもあって株価は上げていましたね。最終的にはマイナスですが、先物と比較すれば買われました。
原油価格が大きく動いていて、下方向への圧が強く関連株は日本でもアメリカでも下げていますね。世界経済が弱くなるという想定で、中国なんかも関連していると思われます。またロックダウンですからね、いつ終わるか想像が難しい。
23日に向けた考えですが。大きな指数の発表が無ければ、そこまでドカンと下がる心配はないのかなと思います。原油も落ち着いてますし、金利も比較的おとなしいですから、状況的には株にとってマイナスではない。
もちろん、7月以降の利上げについては気になるところですが、ある程度織り込んだのは昨日の動きを見れば理解できるかなと思います。FRBはインフレ退治に集中すると、このような発言でも下げなかったので。
とはいえ、油断してしまうのも危険。今のような緊張感ある相場の方が強いのかもしれません。積極的に買いたい銘柄はチャート的にまだ少ないですが、リスト入りさせる時期ですね。この状況でも強い銘柄、探していきましょう♪