1月16日の木曜相場、振り返りと今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、アメリカ株は大注目だったCPIが発表され、懸念されていたインフレが思いのほかという事で金利下げ、円高、株高で反応しました。
強烈でしたが、強いて言えば半導体関連は一部上げたりない印象でしたが、これは翌日に台湾セミコンダクターの決算を控えていたからだと思います。実際に、発表後の値動き、時間外の動きを見るに明るさを全体に感じさせるので、警戒されていましたね。
日経もこれを見つつの取引が行われるかと先物的にも期待されましたが、まぁ寄り天という感じで下がる下がる。2時30分は台湾セミの決算があったので、これを前に半導体の下げもあって一時的にマイナスにもなりましたが、その後無事に上昇。ただ弱いですね、トピックスはマイナスで引けましたし、全体でもマイナス銘柄が多かった。
何よりもダウやナスダックと比較すると圧倒的に負けているので、勝負にもならない強さの違いを感じさせます。この差はハッキリ言って利上げの存在、日銀のプレッシャーです。金利が高いですし、アメリカ株高で金利差縮小、円高でさらに重たいです。
値上がりの中にニトリや神戸物産が入ってました、分かりやすいですね。銀行は米株が良かったので金利高もあってウェルカムかもしれませんが、正直勝率の低い今の日経にお金を多く入れること自体に疑問符が付く。割安探しも良いですが、それなら下がっていたのは米株も同じで、成長率の全然違う企業が多くありますから、やはり魅力はあります。
あとは気になるのがWTIですかね。インフレにかかわってくる価格が上がってくるのは、今の相場には特に効いてくるので軽視は不可。CPIで上がったとはいえ、じゃあ株元気かと聞かれると少し良くなった程度で、指数含めまだ強くない。
AI関連を助ける決算を台湾セミがした、少し懸念が晴れてホッとした金利下げと株の買いが入った程度なので、まだ少しピリピリしますし、月曜はトランプ大統領誕生ですから、重要イベント。インフレはまだ警戒ですね、報道も多数出ているようですし、右往左往するはず。振り落とされずに行動しましょう♪