1月14日の火曜日、相場振り返りと今後について簡単に書いていきたいと思います。まずは振り返りですが、アメリカ株は粘りましたね。自律反発というか、さすがに売りで入った人は回収している気もしますね。
指数で言えば、比較的下の方には来ていました。特に小型のラッセルはトランプ大統領決定のご祝儀相場を下回る株価水準で、S&P500はそこをタッチ。一番強いのはナスダックですが、テスラやエヌビディアが下げているため、やはり比較的調整を見せる動きです。
今日はPPIで明日はCPIとインフレ懸念中のインフレ指標発表ですから、それなりにピリピリしていますね。先物は上がってますが、その幅は縮小中で、市場参加者が緊張していることが伝わる良い値動き。
もちろん、投資しているので上昇は好きですが、指標前に浮かれていること自体は嫌いなのでちょうどいい緊張感、ピリピリ感です。有頂天だと、倍返しを食らう確率も上がるので正直嫌い、決算前に爆上げしている個別銘柄と似た印象と言えば共感してもらえるでしょうか。
日経の下げは当然で、これはアメリカ株と金利上昇を踏まえた2日分の値動き。ただ米株スタート時点では先物が1000円以上下がっていたので、比較すれば戻ったなというところ。ただし米指標次第、米株とドル円次第と言えると思います。
円高株安の懸念は十分あって、米株下げからリスクオフでドル売り円買い、こうなると最悪で株も上がる理由が無くなります。個別で決算がありますが、アメリカは銀行と台湾セミ、日本はイオンが終わり良品計画なども動きました。小売りがある程度終わったかなと思います。それほど弱くない印象です。
アメリカの恐怖と欲望指数は強い恐怖に入りまして、VIX同様に危機感はかなり高いですね。長期投資家、もしくは下がったら買いの人たちの打診買いなどが入る可能性が高い水準ではありますが、おそらく重要指標なので限定的にはなっているはず。
それでも月曜は寄り底からある程度戻す買いが入ったのはプラスで、さぁどうかという展開。この緊張感だと一喜一憂相場なのではと思うので、リスクを減らしたい人はまだすぐに投資は避けるべきで、少し間を開けることを推奨。十分現金がある場合は打診。このような戦略で良いと思います。いくつか上に行けば面白そうだなと思える銘柄もいるので、テスラなど注目しています。