コロナウイルスの中、なんとなく暗い世の中です。思えば、武豊騎手に復活のダービー制覇という感動を与えたキズナの勝利。これが東日本大震災関連なんですよね。厳しい中でも絆を大切にするという。
競馬界では、不思議なことにこういう時にこそ大きなイベントや記録が誕生するんですよね。では今年は一体どうだったか。
牡馬牝馬無敗の2冠達成
これほど興奮する年はあったのか。思い返せば、例えばオルフェーブル対ジェンティルドンナは今でもはっきり覚えているほどテンションが上がっていました。牡馬3冠と牝馬3冠馬、この対決にワクワクが止まりませんでしたね。
ですが今年は同一年度の記録です。もちろん、まだ3冠達成はしていないですが確率は高そうだ。コントレイルも国内専念に加え、オーナーさんが3冠挑戦を発言したと報道されました。競馬ファンとして素晴らしい決断かなと思いますね。
今の時代、菊花賞は回避する流れもあるので嬉しい報告。まずは無事に出走までできることを願います。強い馬の最大の敵はケガですからね。
デアリングタクトもオークスの強さを見るに、よほど強烈な馬が出なければ問題なさそう。これも自分との戦いと言えるでしょう。血統面で切れる脚がどうかと思いましたが、問題ないようですしね。
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ディープインパクト最高傑作となるか
ディープインパクトの父サンデーサイレンスは本当に素晴らしい馬を多く輩出しました。しかし本当に記録に残る馬は、種牡馬生活の後半に多かったことで有名。ディープインパクトもその血を引いているのか。
これまでにジェンティルドンナ含め、優秀な馬は多く出しました。しかし牡馬に限ると、いわゆるオルフェやシンボリルドルフ、そして自身のような歴史的な名馬はそういない。これだけ活躍馬を出しているのに、勿体ないと感じていました。
しかしサンデーの血がそうさせたのか、いよいよその最高傑作候補が誕生したと言えるでしょう。また、このことを考えるとこの先の数少ないディープインパクト産駒が記録を作ることも考えられるでしょう。
名馬の陰にライバルの存在
忘れてはいけないライバル馬。ディープインパクトはシックスセンスやリンカーン、オルフェではウインバリアシオンなど、いわゆる「産まれた時代が悪かった」と呼ばれるいい馬も数多くいます。
あとはヴィルシーナ、後にG1を制する馬でしたが牝馬3冠ではジェンティルドンナに敗れ毎回2着でした。正直今年のダービーを見て、これを思い出す人も多かったでしょう。
しかしコントレイルの場合、サリオスとの差は皐月賞以上に大きくしました。距離延長で有利とさえ言われたサリオス相手にですね。これぞ本当に産まれた時代が悪かった。菊花賞はどうなるのでしょうか。楽しみですね!
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