11月2日のアメリカ株と、日経を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは1.55%の下落、ナスダックは3.36%の下落となり、久しぶりですねFOMCショックです。先月なかったので、またかという感じ。
ただしこれまでと違う点もいくつかあったように感じますね。まず恐怖指数のVIXですが、そこまで大きな動きは無いです。結果的に見てもほとんど変化してませんし、株価の動きに比べると静かでした。これまでは株に合わせて動いていたので、ここは違うかなと。
それから、FOMCショックというよりはパウエルショックという印象です。パウエル議長が発言開始してからの方が影響が大きかったようなので、ツイッターでも書いた通りカギは議長でした。内容が重要視でしたね、12月の利上げ幅縮小期待、またその先についての話がメインでした。
やはり株価が回復しかけていたので強気の発言はありますよね。もう今年はこれの繰り返しで、底値付近なら株に悪くないような言い回し、多少上げていれば強気の発言になる傾向ですから、今回も同じと。
ただ繰り返しになりますが、発言の中身は多少変わっており、またVIXは大きな動き無し。この日は当然売られたものの、先物の動きを見ても買いたい人はまだいそうです。予想外の動きもなかったわけですから、ショックというレベルで下落するかは、今回は予測が難しいかなと言う印象です。
2日の日経は予想通りというかFOMC前の最後の調整。アメリカの影響も受けつつ、利確や損切などは当然ありました。前場よりもやはり後場に売られる銘柄は多かった印象、これも想定通りですね。
さて、金利が上昇した事もあってまたもナスダックが大きく下がりました。アップルやアマゾンなど巨大テックが指数に影響、これまで良かったエネルギー関連やバイオ系も売られており、ラッセルも弱かったです。
ダウとナスダックでは、現在の株価が6月と比較してかなり大きく違った状況なのがわかるので、ここが今後どう評価されていくか。もし回復するならナスダックは早そうですが、議長の発言を考えるとすぐには考えにくいかなと。
エヌビディア、AMDも良い動きだったのですがパウエル議長の影響で関係なく下げられちゃいました。ただ個別をみれば十分すぎるほど痛みがある企業も数多くなっているので、この負の連鎖も残り2割か3割か。リスク管理しっかり、これで乗り切りましょう!