4月4日のアメリカ相場と、5日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは0.59%の下げ、ナスダックは0.52%の下げで終了。日経225は1.68%下落、マザーズは2.02%の下落でした。
いやはや、株を持っていないとはいえ嫌な下げ方をしているなと思いますが、指数で見れば下値は切り下げていませんね。ただし、これは強いて言えば悪くないという点で、反発の上げが止まったとも言えるわけです。
1年以上にわたって続いたナスダックが目立った下げのチャートから、1月2月は戻したわけですが、あれが強い相場かといえば、正直強くないですよね。確かに、個別で見れば買える期間で、狙えた銘柄もあり嬉しい期間でしたが、それが強いかは別。
強い相場とは、振り返れば20年から21年の10月くらいまでですかね、結局は国の政策1つで相場が生み出され、金が配られれば買われ、引き締め始まって売られたと。今もFRBの動き、限られた少ない材料、例えばAIですね、これらで動いてると。
忘れてはいけないのが、決してコロナバブルの時のような相場にはなっていないという事です。あれは相当な材料が集まった結果出来上がった奇跡のような期間であったと思うべきで、今は違うと。厳しい見方をすれば、今は大きな下げ相場の一時的な戻しかもしれないという事です。
もちろん、景気悪化の指標がポンポン出始めており、これをどうにかする動きを期待して買われる動きは理解できます。この相場の後のサイクルでは、ハイテクのターンに戻るのが一般的ですしね。しかし、それは期間で言えばもう少し先であるというのもセオリー。
まだ始まったばかりというか、中盤戦位というのが歴史を見ると理解できます。コロナによりサイクルが高速化する可能性はありますが、いずれにせよ、期待で買われる相場は一気に下がる時も速いというのは警戒したい。投資で重要なのは防御なので、慌てない事ですね。
アメリカは現在22年に強かったエネルギーやヘルスケアがやはり強い。次に公共事業という事で、少し戻ったなと。セクターのチャートはそこまでキレイではないので、これが続くかは判断が難しいですが、これは投資先の判断に困っているなという感じ。
調子良さそうに見えた銘柄の急落もチラホラと引き続きみられるので、この辺りにも注意したいですね。この難しい相場で利益が出ているなら、本当にそれを守る意識を高めるべきでしょう。
日経は久しぶりにまた、アメリカ以上に下げる時は下げると。マザーズも嫌いじゃないですが、思っていたよりも買いのタイミングは先かもしれませんね。チャートは準備できているので、上にはじければ良いなと。225は1度はじけましたが、マザーズはまだですね。
ここまでは長期金利の上昇で株が売られる動きでしたが、今既に金利が下げていても株が上がらない相場になっています。もう相場は、景気後退に備え始めているし、そろそろそれが広まるかなと。なので下がるところまでは下がるでしょうかね。
ナスダックで言えば、例えば40週移動平均など。どこで止まろうとする動きが見られるかは注目です。今は金の動きの方がわかりやすいですかね、市場の不安心理が現れていると思うので、どうしても投資したいという人は、金かそれに関連する企業、この辺りですかね。