8月15日のアメリカ相場と、16日の日経を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。振り返ると、どこもかしこも株価は弱い。この一言に尽きると思いますね。如何せん下げる、一部銘柄を除けば、全体的に救いようがないと。
まずアメリカですが、米国銀行の信用格下げをフィッチが考えていると報道、最近あった中で、JPモルガンなども該当しており、市場にはさらに弱いデータとなるでしょう。ただし、これは長期的なブレイクを示唆するようなものではなく、短期的な相場の方向を決める一因になる程度かなと。
じゃあアメリカ株が今後もダメだというものではないので、短期の下げは覚悟しつつですね。とはいえ、基本的にはトレンドに乗るという相場スタイルなので、下げるようであれば投資は見送るしかないというのが現状。
ミネルヴィニ氏もさらにツイートしており、やはりいい投資先が無いという旨の発言。今は無理して投資するべきタイミングではないものの、長期の買いシグナルに変更はないという事。先ほど書いたことと同じで、短期の下げは調整として、まだ全体的に上がれる余地あると。
まぁそれくらい、4月以降は上げていたので仕方ないですね。ただ、昨日の下げはかなり効果があり、ついにダウも自分が使うツールではダウントレンドに。これが強ければ淡々と下がるし、単なる横への調整にもなる場合はあります。
そこで注目したい50日移動平均線以上の銘柄数ですが、相当この1日で下がりました。S&P500もナスダックも、10%以上の銘柄が今回でさらに落ち、50日移動平均線以下になりました。現在は4割と少しですね、約1か月で8割程度からここまで落ちました。
中々買う材料が無いですよね、あるとすればFOMC議事要旨や少し先の経済決定。決算で言えば確定なのがエヌビディア、これが方向を決める可能性も一応はあると。半導体銘柄ブームの生みの親、ここの数字やガイダンス次第でナスダックは特別影響を受けます。
株の下げには金利ありで、長期金利が久々の高値水準。VIXも上げてますが、これは20にも行かないので、危機感は少ない。やはり現状では調整というところで、金利の動きを見つつ株も動いていると。
ドル円は円安方向継続中ですが、そろそろアメリカ株の動きを意識しており、円安でも株価下げが出てますね。つまり、先月位までとは違う要因で動いていると。観光もね、台風がいいムードを壊しちゃいますよね。運がないといえば運がない、でも短期での話ですが。
これで一応指数は全て下落トレンド入りですが、総悲観でもないと言うのがリアルなところ。本気の下げはドカンと来るので、まだ見られないという印象です。ダウやナスダックも下げて8%程度かなと思いますので、まだそこまで来ていないので。
ただし備えはしておきたい。今するのは、上がった日に慌てて投資するのではなく、調整が終わったようにチャートが動くのを待つこと。もちろん、それを正確に見抜くのは難しいですが、今のように上がり下がりが繰り返される、方向感のないタイミングは避けたい。
落ち着くのを待ちましょう。慌てると変なタイミングで捕まってしまうので。個人的には、今月は調整かなと、で9月の後半、早ければ中盤辺りで動くのかなと思うので、それまでには現金十分あれば良いと思っています。買いタイミングで現金なし、これを絶対に避けましょうね♪