6月5日の水曜日、相場を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、金曜日から続くアメリカ経済の弱体化ですね。もちろん、AIなどに関してはリードしてますし、楽しみな分野も多いのは事実。それでも、足元の景気は悪そうです。
JOLTSも新規雇用が弱そうですし、シカゴPMIは想定以上の弱さで40を切るほどのレベル。こういう、地味に予想してなかった部分でショックがあると市場は動きますね。もちろん答え合わせはFOMCですが。
ドル円は当然一度円高に動きました、アメリカの金利が落ちたことが大きく、これは納得の値動きですね。ただし1つだけ気になるのは、金利が落ち着いてもラッセルの回復が悪い事。AIブームも一応ありますが、市場が考える恩恵ある企業は大企業のみという可能性です。
まずシンプルに、強いのはエヌビディアであるという点。ここを超える利益率の高い企業、また成長が期待できる企業は世界でも少なく、大きなお金を稼げるここをあえて避けて勝者を探すつもりは、今のところあまり感じません。何でも買いではなく、強者探しですね。
ライバル候補で言えばAMDですが、株価の今の動きを比較すれば一発で理解できるはず。期待感が違いますね。マイクロソフトやアルファベット、加わるであろうアップル含め、これらは潤沢な資金があり、メタもそうですが資金力で戦えます。その戦力は、すでにエヌビディア絡みで見えるでしょう。
資金の多さは優先的にエヌビディアの半導体を入手出来ています。これだけで一気に優位性が出るので、かなり重要。つまりAIには金が必要で、開発など含めて収益化までまだ時間がかかる。そうなると、スタートアップには厳しいでしょうという話ですね。
日経はアメリカよりも株価の動きが悪く、円安でも円高でも関係なく動いており、手掛かりなしですね。完全なる調整期間で、短期的な上昇が大きかった分長く続くだろうと。今日の動きを見る限りは、短期投資再開はまだ先でしょう。今は強気には見えず、静観。
エックスでもポストした通り、昨日はアームの株を少し買い増し様子を見ます。アメリカは小売りでも比較的お値打ちな企業が評価されており、コストコやギャップ、TJXなどが好調。結構市民は疲弊していそうですね、中間層も疲れてきたし、お金の流れを考えたいですね。