6月10日ですが、相場の振り返りや今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、金曜の米株はそれほど良くないですね。指数は耐えているように見えますが、全体的には実は上がっておらず、50日移動平均線以上の銘柄数も減っており、ナスダックはギリギリ4割ですね。
スクリーニングの結果も悪く、それほど多くの企業は入らず。雇用統計の強い数字と時給の上昇が株には嫌気でしたかね、金利は上昇して判断迷うところ。雇用統計以外は弱かったのですが、ここだけは強かったですね、FRBには実は悪い材料ではないのか?
これでますますFOMCは注目されるでしょう、物流や小売りの数字を見る限りはアメリカの景気は先行きあまり強くないイメージですが、雇用関連だけは強かった。舵取りは段々と難しくなっている印象ではあります。間違えると、かなりクラッシュしそう、利下げはもう少し先かなと。
スケッチャーズなどは高値更新しており、旅行などは伸びてますね。エヌビディアなどAI関連の中でも現時点で決算の良い企業は耐えており、この辺りに資金は集中していそう。一方で下げ続けてきた企業の買い直しも見られています。
日経は10日上昇、これは想定以上に上がりましたが、これも225はレンジ内ですね。先ほどエックスでもポストした通り、39240円あたりをブレイクすると、楽しみな相場に入りそう。ただ目先は材料待ち、もう日銀会合でしょうね。
東京エレクトロンなど含めた半導体、ファストリなど寄与度の高い銘柄も出来高は落ち着いてきており、きっかけ待ちの印象。このどれかが上にはねた時、指数のハッキリした上昇トレンドを示すでしょうし、下を目指せば売りが優勢に。レンジが比較的長く、威力はありそうです。
まとめると、今週はイベントが世界中であるので、決め打ちは禁物で現金はいくらか持っておくのがベター。特に日経はまだトレンドがハッキリしていないので、強気すぎるのも弱気すぎるのも注意。為替も大きく動くので、ギャンブルせずに冷静にですね。