競馬ファンのみならず、多くの人が知る競走馬も少なからず存在する。負け続けることで有名になったハルウララ、強さと馬主によって注目されたキタサンブラック。
しかしながら、最も有名ではないかと思われるのはディープインパクトという馬でしょう。これらの有名馬には武豊騎手が乗っているが、その代表馬と言えるのでは。そしてその強さは子供にも受け継がれてきました。
しかしこの度、首に違和感・痛みを感じたという事で種牡馬生活を休むという知らせが来ました。再び種牡馬に戻るのか、それとも残りの馬生を送るのか。すでにそれなりの高齢馬になっている彼の今後が注目されます。
父親を超える種牡馬生活
ディープインパクトのような有名種牡馬になりますと、1年間の種付け回数は200を超えてきます。それだけでも疲れることですので、引退後の生活も楽ではないと感じます。
同馬の父であるサンデーサイレンスは、日本の競馬を変えたとも言われ、芝だけでなくダートでも活躍できる馬を出すなど、とらわれることのない名馬を多く輩出していきました。そんなサンデーを超える繁殖生活、それをディープは行っていました。
年齢を重ねても需要があるため、そう簡単に引退は出来ないという事でしょう。しかしながら、どんな名馬でも年齢には勝てないという事もあり、今回の首へのダメージは気になるところです。
すでにディープの子は世に多く出ていますので、世代交代の準備はそれなりにできているだろうと思います。
これだけ日本競馬に貢献してきた馬ですから、最後はのんびりと過ごしてほしい。競馬ファンなら多くが望むのではないでしょうか。
キングカメハメハも種付け終了か
今回のディープの話だけでなく、1年先輩のキングカメハメハの種付けも終了を迎えるという話が出ました。この馬がいなければ、先日ドバイを勝ったアーモンドアイもいなかったわけです。
ディープと同じダービー馬ですが、サンデーの血を持たないキンカメは、相当期待されましたしそれを超える活躍を種牡馬として見せてくれました。ロードカナロアやルーラーシップが主に後継種牡馬として活躍するでしょう。
年齢の近い馬同士ですから、ディープもそろそろ引退となるでしょうね。時が経つ速さを感じる瞬間でもあります。
無事を祈るのみ
最後になりますが、とにかく無事であることを望みます。これまでの貢献度はすさまじく、日本の馬が世界でも通用することを知らしめた馬でもあります。
馬の平均寿命は20歳と言われていますが、ディープはすでに17歳と高齢。引退しても日本の競馬界の宝として残るでしょうから、ゆっくりしてほしいですね。競馬は血のスポーツ、ずっとその名は残っていくでしょう!