日経平均の上昇が続きますが、その一因であろうソフトバンクグループ。もちろん株価は右肩上がりといえるでしょう、期待の大きい企業ですがこの先まだ上昇すると予想し、投資はすべきかどうか。
結論から言ってしまうと、僕としては積極的に投資したい会社ではないなと思っています。もちろん、これまで成長続いているので持っていて損をするような会社とも思えませんが。それを込みで考えても、僕は投資できないですねw
完全なる投資会社になっている
ソフトバンクグループは、ご存知孫正義さんがトップでありブレーンであるといえる企業です。これまでも巨額の投資を行ってきましたが、ついにソフトバンクは投資会社であるという発言がされたようです。
分かっていたことですが、トップの発言ですから重要度は違いますね。その投資に関す部分ですが、必ずしも成功しているわけではありません。例えば、依然話題になったウィーワークですね、ここは追加での投資も行っていたので影響はかなり大きくなりました。
大きな赤字を出した年もあるので、安定感という意味ではそれほど安心できない企業ではあります。
キャッシュフローをみても営業CF11,178億円に対して、投資CF-42,869億円と大きくマイナスになっているのが分かります。投資会社としては当然なのかもしれませんが、自己資本比率約20%からも分かる通り、少し怖い会社でもあります。
IPO企業とかですと、こういったキャッシュフローも多く見ますけどね。バフェット氏はこういった企業をあまり良く思わないと語っていました。
アリババの今後次第では大きな影響を
ソフトバンクはアリババの筆頭株主でもあります。つまり、現在独占の疑いで調査を受けているアリババの結果や今後次第で、ソフトバンクにも影響が出るという事です。この部分はかなり怖いというか、リスクがあると思います。
またウーバーテクノロジーの勢いが思いのほかという点も気になりますね。先を見据えた投資も多く行われていますが、アームの売却など無視できない行動も多い。
最後にまとめ
このようにストーリーの描きにくい企業は投資しにくいですね。ただし、孫正義さんの経営能力を評価する人は投資する価値があるのかなとも思います。これだけの資産があり世界中から見られる企業にしては、割安感もありますしね。
ただ個人的には、やはり投資しにくいです。これだけの巨大企業を生みだした孫さんの手腕は高く評価するのはもちろんですが、投資する際に必要なストーリーが描けないのは少し怖いですし、ギャンブル的になりそうです。
であるなら、わざわざここに投資せず、他の会社を見るのが個人的には合ってますね。これからも大きくなる、孫さんについていく、という人たちなら投資する価値は十分にあると思います。