3月20日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、日経225は1.42%の下落、マザーズは強烈ですね4.01%の下落で終了、金曜日の上げを戻すどころか、さらに下掘るという結果です。
以前から当サイトでも書いている通り、あまり良い動きをしている銘柄はありません。これは日米ともに同じ印象で、一部の限られた銘柄だけが力強いが、平均すれば圧倒的に弱いと。
VIXの動きを見ても分かる通り、1日の株価の上下、つまりボラティリティーが激しく、揺さぶられる相場といえると思います。材料1つで大きく動き、売りも買いも方向性がなく握力も弱い。上げを期待しても、すぐに売られるのでロスカットにかかると。
長期投資家で、ちょっとずつお金を入れていくならともかく、ある程度タイミングを見て判断する人は、この辺りでは投資しないだろうと。さらに日本は、火曜日が祝日という事で相場がないので、余計に売られましたね。まぁ今の世界の状況で、1日遅れることの意味は大きいです。
2日である程度の規模の銀行が倒産するのですから、もう何が起こっても不思議無いという不安はあって当然。アメリカ以上にマザーズが下げたのも、それが理由でしょうね。恐怖の強い相場あるあると言えるでしょう。
しかし、バブルが永遠に続かないのと同様に、この強烈な下げが永遠に続くことも無いです。ミネルヴィニ氏が言う、今は強気相場への環境づくりととらえるならば、それが出来るまで投資は控えるだけ。そう思えば、ポジションナシは気楽でいいですね。焦りは禁物、ただのリスク増です。
アメリカ経済の先行きが読みにくいのも影響が大きい。長期金利は今までの政策の成果以上に下げていますし、ドル円にも影響は当然。それが日経にも広がり、買われにくい相場を作り出しています。
銀行というのはお金、金融に直接影響あるので相場が揺れるのは当然の事。この3つの銀行破綻は氷山の一角となる可能性がある限りは、強気にはならないでしょう。今せっかくポジション少ないなら、焦らず待ちましょう。
自分も昨年はプラスでしたが、12か月中大きな利益は7か月程度で、その他は取引数も限られていました。つまり、銘柄選びの基準がしっかりしていれば、このような相場で買いたい銘柄が増えることはないので。
この厳しい相場を乗り越えるのも、1つ儲ける手かもしれませんが、あえて失敗の率が高い相場を避け、勝率が上がったところから入るのも、素晴らしい手法だと思います。お金を失わない、退場しないのがまず第一なので、自分の気持ちとの勝負、ぜひ冷静に判断してこの波を乗り越えましょう♪