3月20日のアメリカ株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは1.2％の上昇、ナスダックは0.39％の上げになりました。今週は上げてのスタート、一見すると嬉しい材料かもしれませんが。
しかし、不安をあおるわけではないですが、そこまで素直に喜べないだろうなと言う動きに見えました。そもそも、この日上げた銘柄の多くが先々週、もしくは先週位にある程度下げており、その反発になっているからです。
これはツイートしましたが、やはり引けてもその傾向は変わらず。その傾向というのが、最近上げていた銘柄が売られているという事。例えで使ったのはAMDやマイクロソフトですね。半導体は最後いい動きも見せましたが、戻らなかった銘柄もありますね。
その一方で下げた銘柄が一部戻したと、資金の動きや流れが理解しやすい相場でした。これが良い相場かと言えば、そうではないですね。ある程度上がればすぐに売られ、また他の銘柄が少し買われては、また売られるでしょう。
また、気になるのはSPYやQQQの出来高ですね。確かに株価は上げたのですが、出来高がここ最近の中では特に少なく、あまり取引はされていない印象。一部の人が売り買いしただけで、例えば機関投資家による積極的な買いがないのかなと。となれば、握力もそこまでで、市場のお金は足りない感じ。
言ってしまえばFOMC前の調整の動きだという事で、リスクを考える局面ですからこの動きは当然でしょうかね。ボラはあるので、デイトレなどは嬉しいかもしれません。
さて、ここに来て経済の弱さから原油先物の価格が下げているのはご存知だとは思います。今現在67ドルほど、下値のラインを掘ったので、そこは勢いよく抜けていきました。まだコロナ前に比べると高いですが、この水準で安定すれば一安心ですね。
目標としては60前半とかそれを切るあたりでしょうが、何事も急激な動きには警戒なので、このペースで淡々と下げてくれればと思います。そうなると、少しエネルギー関連株は難しいかもしれません。
それから、今話題は金の価格ですがこれも恐怖度を測るツールになりそうですね。有事の金なのでVIXが高まっていると自然と金は上がってます。相場が不安定、だけどお金をどこかに入れておきたい、そんな人には最高の投資先なので上がりますね。
出来高も最近増えているので売買は増えているようです。株価の上下は激しいですし、出来高もあるので少し様子見の動きを待ちたいです。上も下もどちらも一気に動きそうですから、リスクとリターンを考えると、まだリスクが大きいとは感じいますね。
