12月20日のアメリカ株と日経を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは0.28%の下げ、ナスダックは0.01%の上げとかなり小幅な動き。ですが、強いて言えば下がらなかったのは良いことですね。
テスラがかなり大きく下げていますが、おそらくマスク氏が売却しているのでしょう。落ちるたびに拾っていたら大変なので、ここまで動くなら落ち着くまでは手出し無用かなという印象。もし拾っても、今投資する人は長期か、少し反発したところで売りたい人でしょう。
そして、多分ですが後者の方が多い印象の株価の動き。これまでもある程度上げて強く売られており、欲を出すと負けるチャートですよね。エヌビディア同様に、高値からは大きく下げ、移動平均線も崩れているので、復活までは時間がかかりそう。焦る必要はないですね。
ダウが悪くないのはいい材料ですが、この日は久しぶりにナイキが話題に。前回在庫残りが決算で伝わり、大きく下げましたが今回は上昇。ビッグ企業の回復は、時間をかけつつも広まっていくもので株価全体には好印象。もちろん、1社では限界がありますが明るい話題も必要かなとw
では暗い話にしますが、もちろん20日の日経について。かなりボコボコでしたね、実質利上げを昼休みに発表し、タイミングと共に残念なニュース。あの時間は厳しすぎる、せめて場中で発表して逃げるのを可能にしてほしかった。自分は特に売りませんが、そういう声は当然多いはず。
また、FOMCのように事前にある程度アナウンスする動きもなく、これが信頼を失いますね。日本では珍しくないことですが、海外はビックリでしょう。あと、これは利上げではないという発言もありますが、これは絶対に言うだろうなと思ってましたw
日本の政治とか見ているとしょっちゅうですよね、言葉遊びというか。正直な話、マーケットの反応が全てでしょう、ドル円に関しては下方向への準備が見られてましたが、株価は結構なショックです。
利上げという観測ですので、当然アメリカ同様厳しいのはグロース系。特に利益のない会社、成長が期待されて買われる企業は大きく売られました。日経平均とマザーズでは、下げ幅も大きく違いましたね。
ただ、ナスダックと比較するとマザーズは全然上がってないですからね。バブル無きバブル崩壊というか、成長せず崩壊というか、状況は酷いです。これで増税ですか、一体何が評価されて上の人たちは任されているのか、自分にはあまり理解できないです。
個別で見ると、この日は当然銀行が上がりましたし、保険なども強かった。個人的には昨日書いたように、銀行株そこまで信頼しても良いのかなと思ってますがどうなるか。気になるのは、ディスカウントストアの株。
神戸物産が後場強く上がったように、その他の企業も上昇が見られました。景気後退を一気に考える展開、消費者が安いお得な店に集中すると読む動きですかね、個人的には銀行よりも面白いかなと思っていますが。
後はシンプルに円安で売られた会社を買うターンですかね。ドル円がハッキリ動いていて、これは確認できる事実ですので、そこに乗るというのは単純ですが良いです。円安恩恵銘柄の評価が少し厳しくなるのは覚悟しておいた方が良いかも。
サプライズだったので、特に日経は数日ボラが激しくなる可能性も。ミネルヴィニ流の場合は、ボラが落ち着いてからの上昇を狙うのが基本だと思うので、今は静観。どちらにせよ、暴落は3日待てと言う格言もありますし、方向性が判断できるまでは見るか打診買いに落ち着きましょう♪