2月23日のアメリカ株を振り返りますが、ダウは0.33%の上げ、ナスダックは0.72%の上げで取引終了。長期金利は下げましたね、こうなると今の株価は上げるという事で、下げたこともありますがこの日は買いでした。
ナスダックが良かったことの1つは、半導体が理由でしょうね。エヌビディアが好決算で大きく上昇。10%を超える上げなので、関連株もつれ高。AMDなども買われており、ナスダックを引っ張りました。
アメリカの指標の発表が難しい判断で、雇用に関してはやっぱり強い。一方で個人消費などは落ち着き、最初こそ金利は上げましたが、その後落ち着いた動きに。物価についてみれば、落ち着きは見られたのが良かったのでは。
ただし、今はようやく多少の利上げ効果が見られ始めたレベルで、まだまだ油断はできませんし、利下げなんてとんでもない事でしょう。もしそうなれば、FRBには不安を覚え、むしろ株価はリスクを考えて買われにくくなりそうです。
難しい状況ですが、短期的な株価の下げを考慮してもインフレ退治にはしっかり向き合ってほしいですね。一部メンバーからは利上げ幅拡大という話も出たようなので、その点は心配ないのかなと。
さて、金曜日にも指標の発表があるので注意。インフレに対して重要なデータで、コアPCEや個人消費支出物価、これらが22時30に発表で、その後新築住宅販売数、ミシガン大学消費者信頼感指数も0時にありますので、油断全くできず。
ここへ向けた先物やドル円の動きになると思うので、これらの発表があるまでは値動きは関係ないのかなと思います。FOMCメンバーの発言もあるので、引き続き気を引き締めていきましょう。