8月10日の日経が終了しましたので、9日のアメリカ相場と共に振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず日本株ですが、日経225とTOPIXが上昇、マザーズのみ下落でした。
マザーズは本当に厳しいですね、成長株が買われていないというのは当然あるとは思いますが、それにしても弱い。今回は決算、特にカバーの評価が厳しく指数下げ。ただ、それ以外にも下げているので総じて弱い。自分の使うトレンドツールでも、週足で見るとげんなりします。
コロナ前よりも指数が低いというのは辛い現実、まぁアメリカも多くの銘柄が実は同じような状況、特に中小型ですね、なのですが日経と比較すると厳しいです。やはりメルカリやエニーカラーのように、日経225に移動されるので、残った企業という印象が強いです。
225に関しては、最後売られるかと思いきや上昇。ドル円が144円を見せたというのも、買いの材料だったかもしれません。今はボックス相場に見えるので、買ったり売ったりしやすいのかもしれませんね。
アメリカ株は最後の30分ほどが強烈な下げ、売りが目立ちました。材料もありますが、やはりCPIの発表に対するリスク管理ですよね、ハイテクの売りが目立つのもそれが理由かと。やはり金利が動くので、十分上げてきたし売ろうというのは理解できます。
このように、理解しやすい売りは個人的には嫌いじゃないです。買い増したりもしやすいし、通過すれば戻ってくる可能性も想定できるので。やはり株式市場は予測できない不透明さが一番嫌い、今は理解できる状況なので恐怖はそれほど深刻では無いです。
原油価格の動きのみが今は怖いですね。ここはインフレにつながるので、ある程度のところで収まってほしいです。長期金利は大陰線後は落ち着いておりますが、一応は上昇トレンドで警戒感あり。
S&P500とナスダックの50日移動平均線以上の銘柄数ですが、良いところまで落ち着いて半々ほどになっています。先週までが6割とか7割だったので、結構な数の銘柄が、50日まで降りて来たという事ですね。もちろん、決算で一気に落ちてしまった銘柄も一部ありますが。
現状は重要イベント前に警戒感あり、短期的には警戒しつつも、まだ全体的には上目線というのがリアルなところじゃないでしょうか。やはり年前半で大きく上げた年は、比較的後半も悪くないというのが、過去のデータですしね。
難しそうなのは来年後半くらいでしょうか、利上げの効果が出てきた辺りからの、日銀など含めた動きがどうなるか。中国のように利下げが必要になる国も出てくるでしょうし、イタリアのように、銀行に対して課税したり、予期せぬ動きは出るでしょうからね。
今のところ相場にも、アメリカはノーランディングやソフトランディングが期待されているので、そうならなかったケースは薄らいでますので。こういう時が危ないので、株はずっと上がり続けると思わず、資金リスク管理、していきましょう♪