9月7日の日経と6日のアメリカ株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、弱い相場となっています。ただし、多少上げてきた分の巻き戻しで、これが次の上昇への細かな動きになる可能性もありますね。
もちろん、それは上がった場合であり、下がる時には最後の調整で逃げ場、利確の場であったといえますが、こればかりは終わらないと分からない。だからこそ、投資は1つに集中させてはいけないし、基本は軍資金をいくらか持っておくのがベター。
指数、特にナスダックはアップルの下げが厳しい。自分は7日の下げを見てNISA分少し買い増ししましたが、6日は様子見で入らず。長期で持つ覚悟なので、この辺りの上下は気にならないものの、ここが弱いと指数は弱いです。
エヌビディアも苦しいチャート、やはり週足で見る大事さですよね、一気に下げて一気に戻してで、ボラが激しく入りにくい印象でした。まだテスラの方が、先週調整した印象で、今回の下げがそれに該当する可能性はあります。
結局、この下げた時にどこでサポートされるか。いつでも売りたい人と買いたい人がいる相場、それでも力のある企業は戻せるのでね。金利の動きを見るに、ハイテクには少し苦しい状況、雇用がある程度強いという事で、利上げ続いて思惑の金利高。
ただ、一番気になるのは原油価格で、これがインフレ懸念となれば、また昨年に似た環境になるでしょう。が、短期的には今中国との駆け引きでしょう。アップルもiPhoneが中国で売れないと売り上げの一部は影響出ますね、たしか5分の1程度でしょうか。
もう中国は国の一声でそれが可能であり、今まで何となく頭にはあっても、そのリスクは軽視されていました。それが今織り込まれ始めている中で、その下げは仕方ないです。むしろ、これで下がらないと恐ろしい。そして、iPhoneだけでは終わらないだろうという動き。
いま世界は、問題は抱えていても、表面上では手と手を取っていた時代ではなくなっています。極めて分かりやすく分断しようとしている、アメリカと中国・サウジなどです。インドに関しても、ある程度はハッキリした意志を示せと周りに言われるでしょう。
ブラジルは中国に流れ、国内情勢が本当に苦しくなっているアルゼンチンなども判断の時は近いはず。これらのリスクが織り込まれる中での相場、正直相当難しい。
それでも短期で見れば、日本は利上げしてないし、相場環境としては悪くないはずです。国策レベルで投資を呼びかけ、物価高やインフレで現金の価値が少しずつ減っていき、もはや投資などをしないと生きてけないという状況を生み出しています。
それが良いとか、悪いという話ではなく、方向としての話です。正直日本はまだ利上げしないと油断されています。日銀にはぜひ上手にコミュニケーションを図ってほしいですが、急な報道もあればグンッと下がるので。今は中国周りの動き、そこからアメリカになり、次に日銀の判断で動く相場になると思います。
今回は中国の動きが早く、今まで書いてきた9月終盤の相場が楽しみというのが、少し遅れる可能性もあります。ただ、やはり淡々と上がって行く相場にはまだないというのは、一応当たりました。無理せず行きましょう、焦りから投資すると倍以上のダメージが来ますからね♪