12月10日の日曜日ですが、金曜日や1週間の日米株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ドル円がとても大きく動いた1週間でしたね。アメリカは金利下げで株価上、日本株は円高で株価下げ、上げたのは水曜日のみでした。
ここまでTOPIXとナスダックが週足できれいなチャートになってきたと書いてきましたが、ここで明暗が少し別れました。先にいい動きをしていた日本が円高下げ、ナスダックが逆にいい終わり方を見せています。急にアメリカの方が良くなっちゃいました。
雇用統計で少し様子が変わりましたが、この時も実は円安は一時的で、10分ほどで全戻しに。動いたのはミシガンの景気指数で、現状は悪くないが、この先の期待インフレ率が下だったことで株は買われた印象。エックスでも書いたように、すごく良いとこどりな結果でした。
円安が多少戻り、アメリカ株も上がったことで日経先物も上げて終了。さすがに2日で1000円以上下げたので、その反発もありますが、まぁ場中のドル円によってマーケットは動きそう。金利も注意ですね、やはり日銀は動いていたようで、急な円高も避けたい様子。
144.8あたりは1つラインだと見ていたので、改めてその付近に戻ってきただけという考えです。ここでどちらを選ぶのか、急激な動きでなければ良しとするというのは、考えにあるのでしょう。もちろんチャート上ではトレンドは円高、油断できない相場になると思います。
植田総裁によるチャレンジ相場が少しでも早く落ち着くのを願います。それまではアメリカ株の方が安心かもしれません。ただしFOMCもあるので、まずはボラが減ってくれればいいなと。出来高は当然落ちるでしょうね。繰り返しになりますが、ナスダックはチャートが綺麗なので、素直に買われてほしいですが。
来週についてですが、簡単にまとめますと、アメリカ株はイベントはありつつもここまでは順調で、ナスダックは調整後の上げも期待に入ってます。日本株は再度調整を待つ作業へ。グロースも印象悪くなったので、どの程度戻せるのかと、組みなおしを待つ時間になりそうです。