12月11日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、3指数とも上げて終えましたね。日銀の動きが、チャレンジ発言で先走りすぎた市場に冷や水をかけて、円安方向へ向かいました。
2日間の下げを考えると、まぁ普通に理解できる反発でしたが、この円安の影響もあるでしょう。また、情報として言うほど早期の動きはないのではという観測記事も出ていますし、これを書いている時点でドル円は146円です。
結局のところ、まだ給料もそれほど上がってませんからね、アメリカほどインフレもひどくなっていないし、そんなに急いで舵取りする必要もないのではと。むしろ、アメリカの雇用統計からのミシガンの数字も悪くなかったので、FOMCでの利下げ観測も少し落ちました。
アメリカ落ち着かないうちに、日銀が強い動きをする可能性はあまり高くないと考えると、やはりすぐには動かないのではと。金利も調整させましたからね、市場参加者は度胸試しというか、チキンレースを日銀としているのではと思います。
さて、株の方ですがグロースはナスダックに比べ弱いです。今日も225などに完敗で、成長株はあまり期待されていません。225とTOPIXは窓埋めをし、FOMCや日銀短観に向けて分かりやすい動き、キッカケあれば大きく動けそうな準備は出来ています。
ただし、やはり先週で週足チャートは好きな形ではないので、個別でみても少しウォッチリストは減ったかもしれません。焦らずですね、また準備期間に入った程度で見るといいでしょう。ナスダックが良い動きなので、環境さえ整えば、一気に上を目指す可能性は一応ありますが。