12月21日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、3指数とも下落して終了。アメリカ株の上昇にはついていかず、下げの日は一緒に落ちるあたりは、指数に限らず比較的弱い動きの銘柄に見られるチャートですね、残念ながら。
とはいえ、タイトルにも書いたように、TOPIXはまた週足でみると調整のような動きに見えます。自分が好きな小動きの実体を見せているので、後1日ですからどう動いて終えるかは非常に注目だと思います。
ファーストリテイリングの一人舞台、前日に大きく上げて、そのまま落ちてくるあたりは暴君ですね、半導体も落ちましたが、この銘柄の寄与度は特別225で大きいですから、上下の幅は大きくなりがち。
TOPIXはもう少し寄与度はマイルドですから、全体的に調整の動きを見せている銘柄があると考えてもいいのでは。ただし、以前のようなウォッチリスト数にはなっておらず、少し遅れるのかなと思っています。まだチャートが綺麗じゃない印象ですね。
グロースが結構落ち着いてますね。アメリカが小型株に再注目の中、まったく見向きもされていませんが、買いの前に売り枯れを待っているかもしれません。グロース指数も現在TOPIXを超える小動きに変わっており、トレンドが変わる可能性を見せています。
ただし、もう時期が時期なので本格的な方向、トレンドが出るのは年明けかなと。つまり、機関投資家が戻ってきたときの比較的大きなポジション、それがやはり方向を決めそう。そこへ向けての動きですね。理解しやすい例でいえば、決算前の動きに近いかなと。
ドル円はやはり上が重く、特別に日銀が動かずともある程度で円安は止まりそうですね。今見るべきは、ある程度の円高でも織り込んで株が買われるフェーズに入るかどうか。為替だけで利益出していた企業は厳しいですが、そうでなければ例えば半導体などは買いでしょうしね。
分かりやすい円高恩恵、円安で売られていた企業を買うのもありですが、それとは関係なく普通に素晴らしい業績を期待できる企業も多くあるので、それらをチェックしたいですね。まずは金曜の終え方、若干のプラスで引ければいいなと思っています。