アジアチャンピオンズリーグ準々決勝、浦和レッズ対上海上港の結果は1対1のドロー。2戦合計で3対3になりましたが、アウェイゴールで浦和レッズが準決勝へ進出しました。厳しい試合でしたが、アウェイでの結果が今回に繋がったという事ですね。
次は広州か、日本の鹿島アントラーズになっていますがまずは課題をどう克服するかでしょう。国内リーグで厳しい結果を残していますが、ここだけは譲れないはず。浦和レッズの課題と、期待を今回は書いていこうと思います。
浦和レッズの現状の課題
国内リーグ戦を見ても、浦和は上手くいっていないことがわかると思います。今回の試合も入れて、ホーム戦でも勝ちきれないのは、明らかな課題と言えるでしょう。負けないことも大事ですが、ここ一番で勝てなければ最終的には厳しいものとなります。
では、どういった理由でこのような状態になっているのか。まずは攻撃に関してですが、興梠慎三選手の決定力は評価できるものの、その他の選手が決めきれないことがありますね。エースストライカーが決めるのは当然ですが、それ以外のサポートや結果が無ければマークされて終わり。
バスケの時にも書いていますが、1人凄い選手がいるだけでは勝負には勝ちきれないのです。例えば今回の上海との試合でも、決めきれたのは興梠選手のみ。惜しいシーンも数回ありましたが、決めきれないことやパスをカットされてカウンターなど、難しい結果でした。
脅威となる選手の人数は、もちろん多いほうがいいので決定力やサポート力、これらについては強化が必要かなと感じました。その中でエースストライカーがいれば、言う事なしとなるでしょうね。
守備に関しては、相手のエースを押さえることも出来ていましたので、明らかに修正すべき個所は少ないでしょう。ただしセットプレー時にはフリーな選手を作ることもあり、連携面などで多少修正があれば良いですね。
クリアすべきところでのクリアや、流れの中での守備では比較的問題なかったと思います。ゴール前での守備をもう少し強化出来れば、あとは攻撃面が向上することで再び安定して強いチームになれると思います。
今後の展開
今回のチームの中でも、広州と鹿島はかなりレベルが高いところ。個人的な意見ですが、決勝戦でもおかしくない組み合わせだと思っています。そこを勝利したチームと対戦するわけですから、今回以上に厳しいでしょう。
とはいえ、浦和レッズのこの大会での強さも評価できます。修正に使える期間も有利ではありますので、しっかり強化し、万全の態勢で挑めれば十分勝てる可能性はあるでしょう。
一番の課題は決めきる力。相手の守備を崩すサッカーは出来ているので、エース以外でのゴールもですね、次戦は期待したいと思います。まずは18日の鹿島の試合、ここに注目することにしましょう!