5月29日の相場振り返りと、今後について簡単に書いていきます。まず日経ですが、アメリカ株の引け後、世界一ある意味重要視されるかもしれないエヌビディア決算が発表。今回も素晴らしい成長を見せ、H20の懸念は残しつつ、それでも予想を上回って着地。恐ろしい企業ですね。
それを受けての日経は、まず円安も受けてダブル効果上昇。全セクターではなく、特定のセクターで指数を押し上げました。個人的には、やっぱり重工系や半導体ならアドバンテストだと思いますが、これらも堅調ですね。半導体はまだまだ戻す必要アリですが。
ただ、1つ懸念があるとすればドル安。トランプさんの材料で大きく動くし、今は関税の話題も裁判があるのでドル円がかなり動いています。結局この日の日経の時間の円安分は全て今消えたので、日経先物は少し大きめの下げを見せていますね。米株が良いのは先に織り込みましたしね。
指標も若干弱いため、余計にドルは売られやすい。注意点としては円が買われたわけでなく、あくまでもドル安に反応した結果の円高。それから、アメリカも関税絡みでダウが弱そう、強く見えるのはハイテク多いナスダックくらいなので、日経も全体的にはね。
株価良ければ強気発言の大統領ですから、当然この水準なら警戒ですね。まぁ丁度いい過熱感冷ましと言えると思いますが、エヌビディア決算前に少し調整したのは、やはり正解だった。
今ドル円は144.5あたり、特に何もなければ、水準としては144.7前後とXでポストしてましたが、大体当たりですね。新規失業者数などの発表前にこの水準にきて、発表後に少し割れるも小動きという展開、これは関税絡みの裁判待ちかなと。
何もない日を突然劇場が襲うトランプ相場なので、ある意味毎日ドキドキできますね。デイトレ以外なら、自分のように常にキャッシュは少し持っているべきです。押し目を何度でも作る人ですから。
自分は方向変えずに、目先は特殊な状況にならない限りは7月後半くらいまでは上を見ています。これ以降は少し警戒、現金作っておきたいという感じですね。激しく見えますが、実はアノマリーに近い動きの今年。無理せず焦らず、ただ企業決算は良いのも頭に入れつつですね。

