世界と比べると、日本人は投資をあまり行っていないそうです。実は日本の株式を売買している外国人投資家は、全体の約6割から7割といわれています。つまり、日本人は3割ほどしかいないという事ですね。
日本人は投資に対してマイナスなイメージを今なお持っている方が多いと専門家も語っています。その背景には、将来への不安で貯蓄に走っているとか、興味はあるけどマイナスが怖くてやらないとか。そもそも余裕資金がないとか。
また、リーマンショックやバブル崩壊を経験した人には、トラウマとなってしまうのも仕方ないのかもしれません。先日記事にしましたが、未だに投資とギャンブルを同じように考える人も少なくない。
一方で、今は若い人も投資を少額から始めているという。人に言われて始めるようなものではないですが、投資をしないことで失われる可能性はかなり大きいため最初の一歩を踏み出してみる必要はありそう。
海外と比べなぜ投資が浸透しないのか。少し考えてみようと思います。
世界と比べ低いと言われる金融リテラシー
日本人の多くが、世界と比べ金融リテラシーが低いと言われます。しかし、これは日本のある背景がそうさせていると言われます。そもそも、僕たちってお金について学ぶ機会が少ないと思いませんか。
学校では当然教えてくれません。しいて言えば、お金が欲しければいい学校に行って卒業し、いい会社に入って出世すればたくさんお金がもらえるよって。このレベルが限界だと思います。
あるいは、無駄な出費を抑えて毎月溜めていけば将来少しは楽になるよと。この、貯金の考え方は投資に対してマイナスに作用していると個人的には思います。そう、日本では多くの人が貯金が全てになっているんです。
学校では教えてくれないお金の知識が差を生む
例えば学校で、銀行に入れていても大してお金は増えないから投資しなさいって話せば、おそらく親が黙っていないでしょう。でも事実、日本の銀行にお金を入れていても増えることはほとんどありません。
バブルの時くらいでしょうか、今とは比べ物にならないほど銀行もウハウハだったころですよね。金利も低くなり、ただお金を預ける場所になっている銀行。でも、そういった事実を教えてくれる先生はいましたか?
また、お金持ちになりたいと相談してみれば、いい学校へ行っていい会社に行けば年収よくなるよと言われるでしょう。しかし実際はどうでしょうか。本当にお金持ちの人は会社を経営していたり、芸能界含めスキルをもって個人で活動している人たちでしょう。
日本の学校では教えてくれない知識や情報が、本当に大事なことであるケースは多いです。それを早く知ることが出来るかどうか、ここがポイントです。
極論は使わぬお金に価値はない
以前も紹介しましたが、アパホテルの社長さんが語った言葉が僕の中でずっと残っています。「使わないお金に価値はない」そう話されていました。ほかにも、アメリカの有名な投資家さんは「現金はゴミだ」とテレビで語っていて、衝撃を受けました。
ゴミとまではいいませんが、稼いでいる方の発言って結構同じだったりします。その理由は簡単で、それが真実だからです。前澤社長も自分が今いくら持っているのかわからないと以前話していました。
そして、このような成功者の方々が何にお金を使っているのか。これもある程度共通していますが「投資」です。ここで言う投資とは、僕たちの行う株式投資だけでなく、事業への投資も含みます。
そんなに稼いでいるなら社員にもしっかり給料配れ。前澤社長の時にも聞かれた言葉ですが、投資を行わなければ廃れていくだけなんです。何に投資していくかで、その会社の運命がかなり分かれます。
投資にお金を使わない人が忘れがちな現実
最後になりますが、投資などを行わずにお金を貯めたりする人が忘れがちな事があります。それは、「時間を使っている」ということ。サラリーマンとは、時間を使ってお金に変えてるという見方が出来ます。
世界のお金持ちは、その時間を使う方法を避け、お金に働いてもらっているんです。これはお金持ちのほとんどに共通しています。
まとめると、お金が欲しければお金について学ばなければならない。税金についてもそうですが、ルールさえ守れば節税だってできますし、成功者の多くはこうしたルールを使っています。
今からでも遅くない。僕も含め、お金について学ぶことで不安を少しでもなくせるようにしましょう。その結果投資を始めるのも悪い選択肢ではないはずです。