新型コロナウイルスが直接影響したかどうかはわかりません。ですが、確実にダメージを与えたと思われます。それはタピオカブームの事ですね。「タピる」などといった言葉が登場するほど、特に若い世代を中心に広まりました。
しかもこのタピオカブームは2回目であり、まさかの復活ブームだったんですよね。僕個人はタピオカが元々好きだったので、逆にブーム後に飲めなくなっていた人ですw
そんなブームがコロナで終了を迎えそう。どういうことなのか。そして、こういったブームに乗っかる投資はどう評価すべきか。簡単にですが、解説していこうと思います。
あまりに盛り上がりすぎた
コロナの影響だけでは正直ないでしょう。確かに、タピオカだけに限らず飲食業界全体も影響を受け危機に陥ったところもあります。しかし違うのは、ブームが来ていたという事ですね。それも、連日メディアに取り上げられるほど。
そう、あまりに盛り上がりすぎたんです。これまでのブームと呼ばれるものも、一気に爆発的に盛り上がり、その後はズドーンとそのフィーバーは終わってきました。特に若い世代がターゲットの商品は、そのサイクルが早いです。
これが元々別の商品がメインで、流れに乗ってタピオカも使ってみました的な店ならダメージはそれほどでしょう。しかし、今回は専門店がドンドン誕生してましたよね。テレビなどでは大行列も中継されました。
あの頃は、無限にブームが続くかのような出店ラッシュ。新たな見せ方や新たな味を開発し、客の取り合いを繰り広げてきました。その結果がブームの終了。こういった事はタピオカに限らずファッションなどでも同じように繰り返されています。
突然盛り上がったものは、一気に盛り下がる可能性があると覚えておきましょう。
ちなみに、僕自身はタピオカが昔から好きでした。ブームでは店にあまり行きませんでしたが、おかげでお家用の商品も増えて嬉しかった。オススメの簡単タピオカを紹介しておきますね♪
実は疲れも理由かも
これは個人的な考えですが、タピオカブームなどの一時の盛り上がりは、実は消費者が疲れてしまったのではないのか。そう思うようになったんです。
ブームに乗ってたくさんのお店が出店したり、既存の店にタピオカが並んだり、とにかくすごいスピードで広まりました。すると、消費者は沢山ある選択肢の中から選んでいかなければなりません。
しかも並ぶ時間も長く、期待値が上がった状態で飲むと意外とそうでもなかったり。人は選択肢が多いと疲れる生き物なんです。すると最終的にどうなるか、それこそが選ばないという選択です。
これを「選択のジレンマ」とも呼ぶのですが、選択肢が多いと人は反対に判断ができなくなるという事です。そして結局、何もしないで終わっていく。出店が一気に増え、消費者が疲れた可能性はあるでしょう。
投資は成長が長く続きそうな物へ
このサイトではビジネス系の記事、特に最近は投資に関する記事を多めに書いています。なので今回も絡めていきますが、投資をするなら長く必要とされるものがオススメです。というよりも、すぐに廃れるものは避けるべきです。
株などで難しいのは、損をしないという事です。これが達成できれば、利益は後からついてきます。投資の神様ウォーレンバフェット氏も2つのルールで絶対に損をしないこととしています。
一気に火が付いたブームは、その火が消えるまでのスピードもすぐです。こういったところへの投資は、正直リスクが高いといえるでしょう。もちろん、1度ブームになってもそのまま愛されることもあるでしょう。
ですが過去の例を見ても、消えていったものや下火になったものがほとんど。先を見る力が相当あるか、またはリスクを冒してでも投資したい理由がない限りは、とてもオススメできません。このことは、以前何かの記事で書いた気がします。
タピオカのつらいところは、マネをされやすいところ。その店でしかできないことという強みがあまりないんです。投資をするならまず、その会社や事業の絶対的な強みを知りましょう。容易にマネされるなら、それは残念ながら強みとは言えません。
・コロナも影響し、タピオカブームには危機が訪れている。
・一過性のブームに流されず、長期で戦える武器がある事業や企業に投資はすべき。