この記事では、5月4日のアメリカ相場の振り返りと、5日に向けた考えを書いていきます。まず振り返りですが、3指数は大きく上昇。ダウは2.81%でナスダックは3.19%上げており、FOMCの結果を受けての市場の評価は安心というところでしょう。
そのFOMCの内容ですが、0.5%の利上げとQTの発表がメイン。これらは当然既に分かっていたので、大きな影響はありませんでした。また、心配されていた0.75%の利上げですが、パウエル議長は積極的に検討はしていないと発言、これが大きかったですね。
ここまでの市場の折り込みは悲観的過ぎて、本当に酷い相場を想定した動きをしていましたから。一安心と言えるでしょうね、この日の株高はこの部分が重要でした。
GAFAMも当然ながら上昇、アップルが強く4.1%の上昇。メタも引き続き好調で5%を超える上昇をしました。これまでの下げが嘘のように、決算後からの動きは良いですよね。また、テスラやエヌビディアも上昇しました。
セクターも関係なく上げてますが、これまで弱かった半導体の上昇、また原油先物高でエネルギー関連がまたも上昇ですね。エネルギー関連は続伸なので、まだ勢いあるなという印象です。個別でもエクソンモービルなどが、出来高伴った上昇を見せています。
5月5日のアメリカ相場についての考え。ホッとした発表に終わったので、とりあえずは買われる動きも見られるでしょう。ただし、予想通りとはいえ0.5%の利上げも株には影響を与えるので、上値がどこまで軽いかは、判断が難しいですね。
出遅れを嫌うなら、買いのタイミングにも見えますが、個人的には月曜までは待とうかなと思います。一応、金曜日には雇用者数の発表などもありますしね。すぐに買えないほど株価が上がるとは思えません。
エネルギー関連が好調なので、相場もまだ若いですし注目はしています。とはいえ、すでに投資していますけどね。判断が難しい場合は、自分も投資してますがXLEというETFもあるので、資金の一部入れておくのもアリかなと。
どのセクターも上昇すると、目移りしがちですが。ここは冷静にジャッジしていきたいですよね。今回は引き締めが予想より緩かったという事で買われましたが、環境が良くなったわけではないという事を、忘れずに投資したいですね。