1月19日のアメリカ株と日経を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは0.76%の下げ、ナスダックは0.96%の下げとなりました。日経は1.44%の下落、これはドル円の動きと連動しており、仕方なし。マザーズは上でした。
アメリカに関してですが続落で取引終了。ある程度続落は覚悟していたと思いますが、上がりそうで上がらない局面が時間によってみられ、辛い動きでした。ただし、上がったセクターもあるので、まだまだ昨年の流れは大きく変わっていないと実感ですね。
上がったのはエネルギー関連とヘルスケアでした。バイオ系は残念、公共も最初は良かったですが終わってみれば他と大きく変わらず下げ。また、上がったセクターも強くはないので、指数の下げは当然かなと言う印象。
インフレ懸念で下げた昨年と違うのは、景気後退が現実になりそうという不安から。弱い指標の発表で株価あげるパターンでしたが、ここからは少し市場も判断は迷うと思います。以前記事で書いたように、経済は弱くなっても、決算の良い成長する株には投資したいわけですね。
それをはっきり感じさせる決算シーズンに今回や次回はなると思っています。つまり、新たな注目銘柄が顔を出し始めるという事。最近のハイテク企業は、この厳しい経済を乗り越えたことがあまり無いという事で、これが最初の試練となりそうです。
コカ・コーラなども、こういった経験をリーマンショックなどで経験して今があるので、そういった事態になっていると思えば、簡単に理解できるかなと個人的には考えています。
ダウやナスダックが弱いチャートなのは言うまでもないですが、先週は強い動きでしたよね。ジムクレイマー氏いわく、あまりにも強気すぎた動きという事で、今週はその調整だと話していました。
先週はナスダックが4%以上の上昇、今週は木曜終了で2%の下げなので納得は出来そうです。ダウはもっと売られていますが、ナスダックよりもチャートが良く上にいた反動ですかね。
日経はアメリカ株の動きはそれほど影響を受けず、今は為替の動きが最大の注目点。円安になれば買われ、円高になると資金が引けるという事で、分かりやすい動きになっています。金曜の結果を見てもすぐにわかるかと思います。
今のところですが、チャートとしてはナスダックよりもダウの方が好きですね。もちろん、採用銘柄が少ないですし、そもそも比較的安定した銘柄のみが入っているので当然ですが、底値切り上げ中で高い場所で週足を見ても反発。いい動きではありますよね。
これが崩れないかが注目ですが、決算次第ではあるものの、ここから大きく下げることはあまり考えていません。FOMCの結果次第でもありますが、もう総崩れするシナリオはあまり思いつきません。強いて言えば利下げという発言が出た時、市場がどう判断するかですね。
日経は引き続きドル円の動き。日銀の動きに注意が必要。決算も当然ですが、注目はしています。ただ、今のところでは投資したい銘柄は日本の方が多い感じになっています。