5月22日のアメリカ相場と、23日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは-0.42%でナスダックは+0.5%で終了。日経225は-0.42%でマザーズが-0.57%で終了しました。
どちらも気になる点はありますが、盛り上がるのは日本ですよね。ただし、アメリカ無しでは語れないという事で米株から。経済見通しが暗いという点からも、コロナの時のように政府が何とかしてくれるだろうという動きは見られます。
ナスダックが上がっているのはそれが原因でしょうか、またアップルなどが買われているのもありそうですが。50日移動平均線以上の銘柄数ですが、S&P500もナスダックも50になり半分、ただし200日以上はそれ以下ですね。
スクリーニングを確認すると、アメリカはちょうど100ヒットしましたが、4割ほどは利益の薄い銘柄、というよりも利益の出ていない会社でした。成長はしているが、利益は出ていない、ナスダックらしい企業ですが、まさに20年や21年に大きく上げた会社の特徴。
ユニティなどもそうですが、後はドラフトキングスなんかも知られるところですね。まぁ考えてみれば、1年以上使って下げ続けたわけで、その反発がそろそろあってもおかしくはないのですが。エヌビディアなどは、本当に凄いスピードで戻しました。
先ほど書いたように、今回上げているのはナスダックであり、思惑を考えると利益よりも成長を狙って投資している可能性がある、という事で。ただ、現段階では予測であり、実際に今回も政府がバラマキなど、コロナの時のような動きをするかは分かりませんが。
日経は中々興味深い動きで、前場と後場では世界が変わりました。大きく下げたのが後場スタート、トヨタの終わり方など、少し不穏な動きを見せています。まぁ一気に上げてきたので、動きは理解できますが。
中国で新型コロナの発生や、半導体規制、材料は少しずつ出ています。止まらず上げてきた反動、他の投資家を横目で見つつチキンレースのように投資されてきましたが、材料あれば利確ですね。そして下がると連鎖的に売られたと。
淡々と上げたことで、どこがサポートラインになるか判断が難しく、それを見たい動きもあるでしょうから、よほど強気でなければ、明日も少しさまよいながら下がっていくのかなと。
個人的に不穏なのはトヨタですね、最後の1分、と言うか1秒でかなりの確定売り、時価総額を考えても相当な影響力を持った株主の売却です。高確率で個人ではなく、機械によるジャッジなのか、ミスなのか。印象としては良くなく、不安が出てきますね。
マザーズはチャートを見ると、少し嫌な形になりました。全体的な動きは嫌いじゃないですが、1日の動きで見ると、胴体大きい陰線に変わり、印象は悪いです。アメリカはナスダックが上がり、日本は安定株が上がる、この差は感じますね。
投資は精神との戦いで、上昇中でも焦らないことです。理解できるものに投資するというのがバフェット氏ですが、それはチャートを見て判断する彼とは違った手法でも通用します。理解できる値動きの銘柄にのみ投資する、こういう事ですね。
それがなければ、じっくり構えるだけ。多くの場合、大きな損失は焦りなどによるもの。半年、1年、2年後などを考えれば、買える銘柄は自然と出てくるので待ちましょう♪