2月13日のアメリカ株と、14日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、アメリカも日本も下げています。とにかくCPIの影響を受けました、利下げ期待の後退を見せましたね。
注目したいのは50日移動平均線以上の銘柄数ですが、大きく減りました。ナスダックは6割から4割前半まで減り、1日で約2割消えました。前日に上げていただけに、この下落は大きかったですね。ラッセルが大きく下落したのも、この数字が物語っています。
こういった下げの後に注目すべきは、調整後に投資されるか。ウォッチリスト銘柄もある程度減りましたので、ここからの調整後の上げで買える銘柄を探していきます。要は入れ替えなのですね、こういう下落も相場を見るうえでは重要。押し目をしっかり探したい。
ただし、どの銘柄でもいいというわけではもちろんなく、それは相場に限らず選ばなければなりません。日本株もそうですが、少し不安定になれば一部のセクター・銘柄で指数を引っ張る場合は考えられるので、チャートや決算を考慮して選びましょう。
ミネルヴィニ氏の考え方にもある、押し目は安値付近で買われ、売り枯れを確認する。押し目の時は出来高が枯れていると判断しやすいというのは、今でも当然通用する見方なので参考にするといいと思います。つまり、陰線が強烈で売りが強い銘柄にはすぐに入るなという事ですね。
これが出来るだけで、有名な落ちるナイフをつかむ確率が減るのでね。調整期間に入ると資産の増減が激しくなりがち。そこで入る必要もなく、またそういう時はボラも大きいので、予定外のマイナスを出す可能性もあります。相場の落ち着きを待つ、今はこのポイントかなと思いますね。
14日の日経は特に問題なし。アメリカほど下げずに、円安も味方にかある程度で後場買われたので続けば強い相場と見ることは出来ますね。結局半導体が引っ張るのは日本も同じ。一部資金をこうしたセクターに移しておくのはアリですね。主役はいつの時代も引っ張りますから。