11月7日のアメリカ株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、3指数とも上昇して終えました。特にナスダックが上昇幅が大きいですね、この点に関しては、少し中身を見ておこうと。
まず戦争中ではありますが、原油価格がかなり落ち着いています。当然エネルギー関連株は売られやすいので、この辺りが指数にも影響してますかね。一方で、指標が経済の強さ一服という感じで、引き続き金利が落ち着きハイテク中心のナスダックが強いと。
この日の50日移動平均線以上の銘柄数ですが、S&P500は少しですが減少しています。ナスダックは増えてますが、実はこれもほとんど変化なし。つまり、全面高では無いという点では注意でしょう。ガンガンの強気でもないという事。
理由は2つ考えられますが、まずは指数への寄与度の大きい企業が伸びた。確認すると、アップルやマイクロソフト、テスラやアマゾンが上げていますね。これだけで比較的上がっちゃうのがナスダック。そこに、決算やテクニカルな反発で上げてきた銘柄が続伸していると。
ようは指数は伸びてますが、中身はしっかり見られているという事ですね。これ自体は悪い事では無いですが、まだ一部がけん引する環境と思っておけばいいでしょう。つまり、下手な出遅れ狙いで株を買うと、ずっと下げている可能性もあるので注意ですよと。
金利は10月の中頃の下値をトライ中で、抜けるとさらに落ち着くかなと。これは年末に向かっていい相場になりそうという事ですが、日本を見てもやはり調整がない状況は戻しが少し怖いと。まだ売りたい人たちもいるはずですから、その点は頭に入れておきたいですね。
また、日足で見るとSPYとQQQでは出来高にかなり差があるので、強かったのは見たまんまのナスダックですね。金利の動きを見るように、ここも10月中頃の上値ラインにトライしているので、まさに金利の影響力が強いと思います。
今はいくつか小さめのポジションをとってみる程度の環境かなと思います。ここから強い動きになるのなら、自然とブレイクしていきますからね。指数で言えばまずは10月の高値越え、その後は9月あたりと、1つ1つですね見ていきたいですね♪