8月8日の木曜日、相場を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ナスダックは1%を超える上昇からまさかの下落、あまりにも弱い相場を見せています。日経は安定せず、政府に壊されたマーケットは荒波状態。
為替も上下激しく、日本を見れば継続利上げ発言、アメリカ見れば選挙不透明で荒れる、とにかく戦争など含めて不安定、リスクオンが出来る状態ではないという判断です。今何かが起こっているというよりも、先が読めない恐怖ですね、日本は火に油を注いだ。
そんな中で、今後の投資戦略をどう考えるか。まず言いたいのは、現金次第という事。以前から言ってますが、今現在4割から5割は現金にしておきたい。これくらいなら、相場が安定して上昇の兆しを見せた時に、例え損があっても買い増しなどができるし、心穏やかな損失で過ごせると。
まずフルポジに近い人は、一度負けを認めて売るのを推奨。最低でも3割はキャッシュが欲しい。おそらく信用買いなど含め、少し上がったら売られやすい相場なのでそのように動くと。今日の日経の値動きもそんな感じでしょう。
戦略としては、自分の場合は現在キャッシュが48%程度になっているので、余計なことをせずに静観。せっかくVIXが機能してくれたので、これを基本見つつの投資に変更しています。判断しやすい基準ですね。
で、現金比率別の戦略としましたが、今投資できるのはキャッシュが潤沢な人。最低でも8割以上ある人が、打診などで買える状況なはず。恐怖指数が80を超えてましたからね、通常なら1年後の勝率がかなり高いここで入るのは考えられます。
現金が自分のように5割前後の人は、もう少し耐えて様子見。VIXが大陰線を見せて、指数もしくは狙いの個別株のチャートで良い陽線が出れば少し買う、これを待っています。過去を見る限りは、この時のVIXが20以上でも大きく気にする必要はないようですね。安全策で行くなら、やはり20以下を待ちたいですが。
この際も騙しがあるので、本格的な長期の下げ、22年のようなパターンなら数回待つ必要があるので、やはり一気にフルポジは全く推奨しません、いつも通りですが一気に強気買いはグッとこらえて。
個人的にはマイクロソフトのような企業が短期間で2割落ちている現状を考えると、コロナショックのような一気下げを思い出すので、22年の1年以上淡々と下げ続ける相場とは、今のところ違うかなとみています。ただし、選挙あるので政策の転換で下がれば、22年などの再来は警戒して。
そういう意味で、やはり3割は最低限残しておきたい。フルポジって、相当強気なので基本はあり得ないと自分は思っています。キャッシュイズキングが基本な相場に入ったので、頭に入れつつ警戒しながら少しずつでいいと思います。まぁ10月までは苦しいかなとみていますが。