9月25日のアメリカ株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、3指数とも上昇で終えました。ここまで多少の違いを見せながらも、3指数とも全て下がってましたが、少し買いが入りましたね。
今週は最近の中では重要イベントがなく、警戒感が多少は落ちる可能性があります。日銀の現状維持も多少は安心に繋がっているでしょうか、ただ窓を開けて指数も先週下がったので、比較すれば戻しとも言えない程度でした。
VIX指数が20に向けて動き始めていますが、ほとんどポジションのない人たちからすれば、さっさと行ってほしいと願っているでしょう。やはりジリジリと下げるのは、実は相場環境としては良くない。というよりも、次の上昇相場を作るには、ガツンとした下げが必要だという事ですね。
月曜の上げで50日移動平均線以上の銘柄数は、少しだけ増えました。が、本当に少しで、依然としてナスダックは18ですし、S&P500で見ても20以下。言い換えれば、今後上がれる可能性がある企業が8割以上あると。もちろん、全てが上がるわけではないので注意。
この環境でVIXを見ると、昨年と比較しても異様に低い。正直、ほとんど機能していないと思っていますが、確かに総悲観という感じもないのは事実。去年の下げを経験して、たくましくなったんですかねw
今の相場を作っているのは、強すぎる経済でしょう。インフレが収まらない、それに伴う金利の上昇が株を買わせてくれません。まだ日銀の政策で大クラッシュは防いでいる印象。それがいつまで続くか、おそらくはアメリカの選挙までは続くのかなと。
株と選挙は非常に関連しています。アメリカからすると、選挙前に上がるのが最高で、今上げるのはインフレ退治的にもウェルカムではないはず。株が下がれば国が何とかしてくれる、今はその時ではないので、油断せずに投資に挑みましょうと。迷った時は金利の動きも合わせて見ると、分かりやすいかもしれませんね。