車が空を飛ぶ時代が来る。これを10年ほど前に本気で話していたら「漫画か」とか「映画の見過ぎだろ」と言われたと思います。しかし今、そんな空飛ぶ車が目の前まで来ているとしたら。
あの、SF映画で見てきたような車に乗れるとしたら。テンションの上がる話ですが、これは冗談でもなく起こりうる現実ですよ。そして、予定ではあると思いますが2023年には実用化したいという話です。
今から10年後には、当たり前のように車が空を飛んでいるのかもしれないんです。これまで映画の世界だと思われてきたような技術が、リアルなものになりつつある。それを紹介しましょう。
巨大なドローンがイメージしやすい
空飛ぶ車とはいえ、その姿は巨大なドローンと言えるような見た目です。映画なんかで出てくるのは、今の車の形にタイヤだけがないなど、そのような姿ですよね。今回実験されたのは、巨大なドローンで人が乗ったまま空を飛び操作できたと。
実はすでにドバイの警察などでは、有人ドローンの実用化がされており、建物などを避ける必要なく追跡を行えるようになっています。それなりのスピードも出ると。
また、大きさ的には駐車場2台分ほどが必要という事でそれなりに大きい。実験機では一人乗りのようですから、今後さらに人を乗せられるようになれば凄い発明となるでしょうね。現状は1人が限界かなと。
政府もすでに動き始めている事業
空飛ぶ車の実用化について、実は政府の方でも動きが始まっているそうです。その内容ですが、ロードマップの策定です。また必ず議論になるであろうポイントが免許でしょうね。不要という事はないでしょうから、どの程度の技術が必要なのか。
始めのうちは金額も高いでしょうし、企業がサービスなどで使用するところから始まると思うので問題にはそこまでならないでしょう。ただ一般家庭に普及させるとなると、細かなルールも必要になりますね。
数多くのスポンサーも付いている空飛ぶ車プロジェクトだけに、2023年の実現はあり得ない話ではないかなと思います。その際のルール作りも、早くしなければいけませんね。
Amazonドローン含め今後は空へ
空飛ぶ車はもちろん、今後は空を舞台に企業や国の戦いはビジネス的に始まるでしょう。Amazonはすでに、荷物の配達を無人ドローンにさせる実験を行い、特許も取得。人気を得られれば、少しづつでしょうがドローンによる配達がスタートします。
世界の技術革新に対抗しなければならない。今回紹介した空飛ぶ車の実験はスカイドライブという日本の会社によるもの。トヨタをはじめとした技術者たちの苦労の結果ですので、ぜひ応援していきたいですね。
人工知能だけではない。技術力勝負はすでに始まっていて空を舞台に繰り広げられているんですね。