11月22日月曜日のマーケットは、荒れる展開で終始行われました。FRB議長の決定が発表され、現在と同じくパウエル議長の継続と発表。副議長に対抗馬とされていたブレイナード氏が発表されました。
この結果を受けたマーケットの反応は、最初こそ良かったのですが。その後急激に変化しハイテク銘柄を中心に下落。ナスダックは当然のマイナスで、大きなところでは2桁パーセントの下落となる企業も多くありました。
パウエル議長の再任という事で、今後のかじ取りがしやすくなったとマーケットは恐らく判断。今回の下げですが、金利の上昇が主な理由ですが、その背景には利上げがあります。
パウエル議長は、過去既に利上げについて言及しており、3回に分けて行うとされています。今回再任されたことで、それが行いやすくなったと市場は判断、それを織り込む形で、ハイテク、ハイグロース銘柄を中心に強く売られました。
個人的には、下げは確かに辛いですが、一方で織り込み始めたという事は悪いことではないなと思います。つまり将来確実に訪れることがハッキリして、皆が現実を見て取引してると。これは悪いことではないです。
むしろ、関係なく何でも上昇する相場の方が怖いですからね。ここからは金融相場ではなく、より決算などが重要視される業績相場に変わります。その変換点が、今回のこの下げと思って良いでしょう。
忘れてはならないのが、アメリカは成長を見せているという事。それは今回の決算シーズンの結果から判断できます。市場は強い、今はそれとは別の理由で下げている。織り込み済みとなれば、決算の素晴らしい企業は再度注目され、買われるでしょう。
今すべきことは、キャッシュを少し多く持つこと、そしてチャンスが来たときに好決算銘柄へ投資するという事です。タイミングは今ではないですね。売りたい人が売り切った時、上昇へ転換された時を狙います。
焦らないこと、それがこういった時に最も重要かもしれません。安いだけが買う理由なら、危険なのでやめましょう。じっと待つ、買うべきタイミングは確実に来ますからね。それはコロナの時を思い出せばわかるはずですよ♪