9月9日のアメリカ相場は、ダウが1.19%の上昇、ナスダックは2.11%の上昇とこの日も上げたまま取引を終了。結果的に、今週は3日連続の上昇で終えることが出来ました。ジャクソンホールからの下げが一旦は止まったと言えるでしょう。
しかし、環境は良くなったわけではありません。ヨーロッパも利上げ、アメリカはパウエル議長の発言からも利上げに前向き、積極的と言えるでしょう。これらの事は、金利に影響して株には基本的にマイナス材料です。
が、織り込んでしまったと言えばそれまでなので、ここから上げていくシナリオも当然あるわけです。今は丁度判断の難しい時期と考えるべきでしょう。投資するのもアリですが、自信満々に買いに行くのはリスク高いと。下げてもダメージを小さくできるような管理が必要です。
さて、日経に関してですがアメリカの上げを考えると、悪くない動きが予想できます。メジャーSQでもあまり関係ないという動きを感じましたし、アメリカ上げるなら、じゃあ上げようという感じで考えてイイでしょう。
強く見えたのは一部の個別を除きますが、自動車関係。それから旅行関係ですね。円安恩恵銘柄ですし、旅行は政府の動きを考えても前向き、好材料がどんどん増えていると思います。
当サイトでも紹介している注目銘柄リストにも、今回エイチ・ツー・オーリテイリングが入りましたが、今後百貨店やホテルなど、増えていきそうですね。一方で、海外から輸入するものの多い企業は厳しく評価されるかも。100円ショップなどは、小売でも辛い時期ですね。
日本は利上げしないというよりも、出来ないという評価で良いと思うので、すぐに円高が起こるのも考えにくいと。9月は元々難しい時期なので、リスク管理をしっかりして投資する。10月は明るい可能性もあるので、無茶しないで備えておくくらいの気持ちでも良いと思います♪