9月7日のアメリカ相場と、8日の日経前場の動きを振り返りつつ、今後の動きについて簡単に書いていきます。まずアメリカですが、ダウは1.4%の上昇、ナスダックは2.14%の上昇となり、久しぶりにいい動きでした。
ただし嬉しい情報ばかりではないのが今の厳しい相場。SPYやQQQの出来高見ると、まだ下げた日の方が大きく、本格的な買いが入るのはまだまだかなと言うのが、見ていて素直な感想です。
個別で見ると全体的に上昇しました。エネルギー関連は原油が下げて同じような動きになりましたが、他は強かったですね。特に決算良かったのに一時的に下げた銘柄、こういったところは良かったですね。例えばエンフェーズ等。
そのあたりについては、毎回記事の下で紹介している、ウォッチリスト紹介記事にて注目したい動きの銘柄を書いているので、合わせて参考にしてもらえればと思います。
FRBから経済成長が鈍化しているという話があり、またそれに伴う政策期待もあって株価は上昇。ジャクソンホール前の動きに似ていますね、注意が必要なのはどこまで織り込んでいるか。今回下げたので、ある程度は利上げも織り込んだかなと思いますが、油断は大敵です。
8日の日経前場の動きですが、アメリカの動きに合わせ強い上昇ですね。ここまで調子よかった銘柄よりも、やはり下げていて妙味ありそうな株が買われています。石油はやはり弱く、アメリカと同じような動きという事で、下方向の銘柄も似ています。
プレイドのように、最近強かった銘柄は調整のような動き。百貨店関連は引き続き強いですが、自動車関連などと同じく円安恩恵銘柄に入りそうですね。この辺りは買われています。船は強くないですね、ジワジワ上げて高値連日更新という銘柄も多い印象です。
ここからの動きですが、アメリカの上下で日本も影響受けそうです。ドル円は少し鈍化するかなと思いますが、利上げの一声で上昇余地はあるので、円高期待もどこまでかという感じ。この日は上昇しましたが、喜んでいる間にやられる相場という環境なので、嬉しいうちに一部利確など、欲深くならないように投資していきましょう。