今週1週間のマーケットを振り返ると、23年もどうやら指標の発表に左右されるなという感じ。特にインフレ懸念ですね、パウエル議長がデータの数字を見つつ考えると発言しているので、今年もこの流れかと。
一応ですね、強気な発言も減ったので下げまくりだったナスダックは買われました。が、強い雇用統計を見た後の市場の判断は揺れに揺れています。金利をどうしていくか、専門家とたちの間でも意見が分かれ、個人投資家たちには判断しようがない世界へ。
数字を見ると、今週は原油価格が個人的にも動きが怖いとツイートしましたが、ちょっと強いですね。結局、ロシア騒動前の数字に戻っただけで、インフレが酷いと言われていた時とあまり変わらないので、ここが一度底ならば厳しいかも。
中古車価格も下落が止まったようですし、上がって来るなら少し前の相場に戻る可能性は十分あります。
ですが、一方でソフトランディングの可能性もあると言い始める人も出ています。最初は無理だと言われていたこの話題、無理に買う材料を探しているという風に見る人もいますが、一応は言えると思います。
雇用は強い、価格もピークから少し下がって経済を壊さずにゆっくり戻せる可能性があると。しかし、過去は厳しい現実を見せていますね。インフレの粘着性は強く、収まったように見えても凄いスピードで超えていくことも実際ありました。
この歴史を繰り返してしまうかが、今の相場の焦点でしょう。個人的には、まぁ利下げなんて話は年内は望み薄だろうと、そう思いますね。それに実際利下げされると、株価が上がるかどうかというのは別の話で、下げた例もあるので。
決算がある程度終わったのは良かったですね。ハイテクが成長率下がっているものの、セクター別で見れば期待できる部分もありますし、個別で見れば入れ替えの様子も見えます。
ただ、金曜日のアメリカ株は調子よく上げたハイテクに利確の動きが見られました。CPIという恐怖もありますし、来週は指標が多いので気分良く利確するのは自然の動きですね。
この日強かったのがエネルギーや公共事業、ヘルスケアと来ていますが、もう見慣れた光景でインフレ・金利上昇で強い銘柄たち。22年の主役たちがこの日は強かった、相場というのは流れが少し広く見れば長く続くものですね、1年くらいでは簡単に変わらないです。
ただ、ローテーション的には次がハイテクなのでね。ちょこちょこと動きは良くなりつつあるので、環境が良くなって投資がもう少し強くされるのを待つのもアリかなと。長期ならちょっと買うとかアリかもですね。
日経は日銀に動きありでドル円含めかなりの上下。これは株価の予想が難しいので、ハッキリとこの先のヴィジョンが出るまでは、強気の投資は避けたいところ。決算もかなり明暗分かれた印象なので、日銀の人事含めその後の資金の流れを注視ですね。