5月10日のアメリカ株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは-0.09%でナスダックは+1.04%となりました。差はありますが、これはインフレに関する部分ですよね。
ハイテクを中心に上げていますが、例えば今日のスクリーニングの結果を見ると、20年や21年に評価を受けた銘柄たち、つまり利益は出ていないが今後に期待という企業たちが多く上昇していました。UPSTの好決算などもあるでしょうが、一部資金が動いたと。
CPIは予想以下でインフレは少し落ち着いたというのが、投資家たちの判断でしょう。それほどインパクトのあるものではない数字でしたが、評価はしたい、株は買いたいという動きはあるのかなと。
恒例の50日移動平均線以上の銘柄割合ですが、これは久々の結果。S&P500が減り48.7へ、ナスダックは増えて43.8になりました。もちろん、両方ともに少なく全体的には良くないチャートと判断できますが、下も限定的になってきたと思います。
そのおかげか、自分の投資ルールでも買いたいような銘柄がチラホラと出始めているほか、もう少しで買えそうだと思えるようなチャートも増えているので、良い兆し。
今回の決算はかなり極端な印象で、ドカンと上げたり下げたり、明暗はっきり分かれる印象。つまり、今回は決算による上昇をとるかどうかだったので、リスクの高い相場ではありましたが。この結果で銘柄判別されれば、高い位置でキープされ、押し目を狙うという事が可能になってきます。
ミネルヴィニ氏もツイートで、とある銘柄が40%以上で利確できたが、決算跨ぎでポジションはかなり限定的だったと述べ、しかしこれは良い傾向で、こういった銘柄が出始めれば、次の上昇ステージで買えるようになると話しています。
自分も以前から、前回と今回の決算はかなり重要と書いてきましたが、その流れかなと。ナスダック指数は直近高値を超えるかどうかの勝負で、良いところ。もちろん、ここで崩れると嫌なチャートにはなるので、あくまでも事実を見て判断しましょう。予測、だろうで買うのは避けるか、ほんの一部で。
ただもうナスダックも一時は20年の6月あたりまで下げたので、これで終わりと思う事もありますが。後は決算の数字、これが今の株価に見合うかどうかですね。バフェット氏は買う株無いと言い、日本に言及までしてますからね。
利下げの声が聞こえるまでは、まだそれなりに投資できるかも。そういう危機感のある、緊張感のある相場だと頭に入れていれば大丈夫でしょう。リスク管理とそのリターンを常に考え、投資していきましょう♪