5月10日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、日経225は-0.41%で、マザーズは-1.08%で取引を終了。小動きではありますが、225とマザーズのチャートを見る限りだと、差は感じますよね。
ただやはり好きなのはマザーズで、どちらに動くかはリスクがあるものの、かなり上下の幅が小さくなっている保ち合い相場で、キッカケあれば上を目指せるチャート形状に。海外投資家の資金流入も話を聞きますが、これはシンプルに大きな会社が買われているか。
その影響が指数の差に出ているとは思いますが、この日は決算多し。日本製鉄は減配ですかね、発表で大きく動いています。企業努力で大きく成績が変わる会社というか、セクターではないので、十分上がったところもあるし、それで配当も減るなら売りたいという動きもありますかね。
マザーズで言えば、ここが大きいでしょうエニーカラー。また大株主の売却という事で2度目ですかね、揺さぶられています。三菱自動車やカルビーなども売りが強く、決算の影響は大きいですね、特に以前から書いているガイダンスは重視でしょう。
一方で上げている銘柄も当然あり、ラウンドワンなどが上昇。その他は運送会社、土地や不動産関連、建設も一部上げています。建設関係は一部を除いて強い動きを確認。アメリカでも似た動きはありますが、日本の方が自分は目立っていると思います。
まぁあちこちでビル建ててますからね。世界の中でもインフレ率が低めの日本で、少し上がったとはいえ景気は弱くない印象。アメリカの経済や中国が不安定な中、一部資金を日本に入れようと、土地などを買いに来るのも計算にあるか。
最後に、日清食品が大きく下げていましたね。これは正直決算が意外でしたが、食品関係は明暗分かれている印象ですね。このまま日清が下がり続けるとは思いませんが、ここまで上昇した分を考えると、すぐに入る人よりも、売りたい人の方が多いのではと。
焦らずゆっくりやっていきましょうと。決算ギャンブルは資金を考えて行えばいいと思いますが、やはり下がった時の事を考えると、新興企業は少しリスクが高すぎるかなと。相場が明るくなるまでは、商社などもそうですが、地味な銘柄に資金が集まる感じはしますね。