サッカーJリーグ第20節が終了しました。今節は非常に注目カードが多く忙しかった印象ですが振り返りましょう。上位による直接対決だけでなく、下位チームの直接対決も多くあり、盛り上がったはず。
まず最初はグランパス対マリノスですね。上位3以内のチーム同士という事で、どちらも勝利が大きな意味のあるものになる1戦でした。まず動いたのはグランパス、やはり攻撃力は魅力で、マリノス相手にもかなり効果ありました。
前半8分での得点という事で、シンプルに点が動きやすい時間ですよね。このまま試合が進めば名古屋ペースというところですが、攻撃にシフトしたマリノスはやはり強い。28分35分と立て続けにゴールを決めて逆転。ハーフタイム前に追いつくどころか逆転。
ここで大抵のチームは苦戦する展開ですが、グランパスにはユンカー選手がいるという事で、大きくボールを飛ばすことなくチャンス球を決めました。結果はドローですが、監督のコメントを見ても、名古屋が勝ちたかった試合かなという印象を受けました。
その他の試合だと、神戸の大迫選手の上手さが光りましたね。結果的に上位がドローなので、勝ち点3はかなり意味のあるものになり、試合数もまだ1戦少ないので勝利すれば首位に並ぶというところまで来ています。年齢見なければ、正直代表にいて不思議無い状態だと思います。
4位浦和レッズは東京との対戦でしたがドロー。どちらもチャンスがあり、ピンチもあるという緊張感のあるゲームでした。ただ浦和に関しては、ここまでを見ても決定力が欲しいですね。守備は抜群、ピンチを迎えても西川選手のビッグセーフありで強いです。
また、同じ勝ち点で並ぶ鹿島と広島はこれまたドロー。今節は神戸以外だと勝ち点1が多かったですね。力差が全体的には無いという事でしょうか、チャンスを決めきる、ビッグセーブが出たかなど、細かいところで動いていますね。
下位争いですが、やはり好調なガンバ大阪はしっかり京都相手に勝利して負けないゲームを連戦続けています。もう降格は気にしなくても良さそうかなという印象、ここからは勝てるチーム作りになるでしょうね。
横浜FCは相手悪く川崎なので、これは敗戦も仕方ない。注目は下位同士の争いでレイソル対ベルマーレです。ベルマーレは単独最下位も、勝ち点ではレイソルと1しか差がない。ここを勝てば一気に変わるわけですからね。
先取点はレイソル、流石の得点力で細谷選手の一撃が決まります。個人的に課題を感じたのは結果的にも戦術ですかね。レイソルは守備を増やし、完全なる受け身の体制をとりました。こうなるとベルマーレは基本攻める事だけに集中できるので、体力精神ともに疲れやすい。
また、ゴール前でも守備が余るなど、連携面などでも少し不安が見られました。試合内容、良い時間に点を取っていたのに追いつかれたことを考えると、レイソルの方が実質負け、というか勝つべき試合だったと思います。ベルマーレはこの勝ち点1を価値あるものに出来るかが、ここから試されます。
さて、水曜日にも試合はありますが、21節について。注目カードは鹿島対東京です。21節はあまり直接対決無いですが、この組み合わせに注目。鹿島はこれ以上停滞したくないはずで、一方の東京は監督変わって好調キープ。浦和戦でも動きは良かったですからね、けが人は多いので辛いですが、鹿島相手でも戦えるかは見たいですね。鹿島はそろそろ、勝ち切りたいはずです。