今アメリカ株の上昇が日本でも話題になっています。コロナで困っている人が多くなる中での株価更新は、実体経済と合っていないのではとささやかれることも。実はこれに関して、とある説が浮上しているんです。
その中心にあるもの、それが「ロビンフッド」というアプリです。株の取り引きが出来るアプリなのですが、なんと売買手数料と必要口座残高ゼロというのが謳い文句。その手軽さから夢見る若者が一気に集まったワケですね。
長期投資のメリットの1つが手数料を下げられることですが、そもそもそれが0になれば、短期間に何回も取引することだって怖くないと。そんな事もあり、実際にこのアプリを使った取引では、かなり短期的なトレードが激しく行われているそうです。
ちなみに、株の取引き頻度が増すことで、損失も増加するという実験結果がすでに出ているので、自ら不利な戦いを繰り広げているという事になります。
また、このアプリの怖いところが初心者のユーザーが多いという事。先ほど書いたように爆発的に参加者が増え、その多くが投資初心者や学生という事。ゲーム感覚で取引をする間に、感覚がおかしくなったケースも出ているようです。
運営側の儲け方の1つに、オプション取引のような難しいデリバティブ商品を販売することが挙げられます。先ほど書いた通り、このアプリのユーザーは若く投資初心者が多い。記入の知識もあまりないので、非常に怖いんですね。
その例として有名になった件が1つ。この取引で巨額の損失、およそ8000万円ほどを出してしまったと20歳の大学生がパニックに。結果的に自殺をしてしまうという悲しい事件があったのですが、実際には損を出していなかったのです。
この方は複雑なオプション取引を理解しきっておらず、このような勘違いで無くなってしまったとされています。ゲーム感覚で株が買えてしまい、知識がなくても参加してしまうので結果このようなことが発生するんですね。
また、最近になって調査が入った会社でもあるので怖いですね。その理由が顧客データの流出と販売です。罰金が10億円とも言われていますが、事実となればユーザーも減ることでしょう。
うまい話には裏がある、ロビンフッドから学べる教訓かもしれませんね。
そして自分でしっかり考え、勉強してから挑むのも必要です。