4月5日のアメリカ相場を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは0.24%の上げ、ナスダックは1.07%の下落で終了。半導体が売られていますね、ここまで先導してきた分の利確が少しずつ来ているかなと。
反対に取り戻してきているのが、エネルギー関連やヘルスケア、そして公共事業ですね。特にこの日はヘルスケアと公共事業に買いが入っており、セクター別ETFを見ても他との差が大きいです。これは22年の相場でよく見られた光景ですが、やはり戻っているのかなと。
セクターローション的にはハイテクの前で、ここから景気が本格的に悪化していく過程でハイテク買いになるのが王道ですが、まだ少し早いでしょう。初動だったと見れば分かりやすいかもしれませんが、すぐに本格的上昇とはならないのが相場。
指標の発表は利上げの影響を感じるもので、ようやく長く続いた政策の効果が実感できるようになってきたと。では、金利の低下からようやく株が買われるのか、その1つの動きがこの日だったかなと思います。
この日の下げは景気悪化に伴う業績悪化への懸念での売り。という事で、現時点で言えるのは金利が下げたからといって株が買われなかったという事ですね。長期で見れば少し入るのはアリでしょうが、トレンドに乗るタイプなら買いにくいですね。
個別の中には良い動きもありますが、それらの多くが特定の限られたセクターであり、やはりヘルスケアなど。ダウが上がっているのは、コカ・コーラなど優れたどっしりとした企業への買いがあるからですね。後はエネルギー関連もあるため、これも一部が引っ張る形。
一応まだ4月中盤辺りから買えそうな銘柄が増えるだろうという見方は自分は変えていないので、この調整のような動きから上がってくる銘柄に投資することになるのかなと考えています。調整は必須、特に今はそうですが、ドンドン高値を追う相場でもないと思うので。
ここから銀行だけでなく、通常の企業であっても倒産するかもという不安が出てくると思うので、銘柄選びはしっかりしたいですね。すでに大手の企業が比較的強い動きになっているので、金への投資含め不安心理はそれなりにあるのかなと値動きから感じます。
それでも投資しているのは、投資家の意志の強さは感じますが、その分特定の場所に移っているので、少しヘルスケアにいれたり、公共事業にいれたり、分かりやすい金に少し投資してみるなどもイイでしょう。ただし、値動きの変化には注意、今は強いですが長く続くとは自分は思えないので、ある程度満足すれば細かく利確もしていきましょう♪