4月6日のアメリカ株と日経を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは0.01%の上げ、ナスダックは0.76%の上げで終了。日経225は1.22%の下落、マザーズは0.65%の下げでした。
どこも弱い動きでしたが、アメリカは特に出来高減少。雇用統計を控える中、加えて株の取り引きが休みという事で最後の調整に。買うにしても売るにしても材料前なので、FOMC前のような動きになりましたね。
銀行不安での出来高急増からはやはり落ち着いており、以前から書いている通り4月中盤から投資できる条件は出来てくるかなという感じですね。あとは株価が上がってくれば、それに沿って投資して流れに乗りたいというところです。ただし、材料1つで動くので、下がれば無理せずパスですね。
日経はこれまた弱い動きで、下値は切り下げないものの、上がる様子もあまり見せません。材料出た個別の動きは見られますが、それ止まりで他は軟調。デイトレが多いですかね、あまり長期間持とうという動きは感じられません。どちらかといえば弱気相場です。
日経でいいと感じるセクターは、鉄鋼や食品、小売や機械など。アメリカの場合は、今短期的な動きで見ればヘルスケアや公共事業、少し広げれば一般消費財なども良さそうですね。ただ全体的に値動きは狭まっているので、そう遠くないうちに上か下に大きく動くかも。
ナスダックやダウも、少し広げてみるとボックスのような相場ですね。どちらにも飛びそうですが、とりあえずVIXは落ち着いてきたと。20を切りましたし、恐怖感は少し薄くなっていますね。が、それを納得させる材料はなく、短期的に買われているか売られているか。
方向感は出ませんよね。少しずつ上げて、一気に落とす銘柄もチラホラしているので、不安定だなと。ナスダックの今の動きは、20年の9月あたりの上下で動いているので、どこまでつられるか。ドル円の逆三尊のように、それに沿った動きになると結構な下落は覚悟で、一応頭には入れておきたい。
その為替も方向感は一応下なものの、130円を割れると買いたい動きも定期的に見えるので、これも方向を決めるほどの材料が無いという感じですね。利上げ続けるのか、もしかすると利下げもあるのかと、FRBの声は一切信じず投資家個人の予測で動いている感じでしょうか。
今後ですが、チャートを見ると上下の幅も縮小しており、かつ出来高も落ち着いてきたので、そろそろポツポツと狙いたい銘柄も出てくるのかなと。景気後退に向かってますが、やはり前回と次回の決算はかなり重要そう。特にガイダンスですね、買われる企業と売られる企業、ここでハッキリしそうな気もします。